いい道具には、必ず物語がある。世に数多あるゴルフギア&グッズの中から、とくにストーリーのあるものをピックアップするのが「ネクストブレイク ゴルフグッズ&ギア」。第29回はフォーティーンの「CT-518 ドライバー」をピックアップ。

体積が違うのにはワケがある

いつからクラブのカタログが、自動車や電化製品のカタログのようになったのか。横文字が踊り、新機能がたくさん搭載されているほど素晴らしいように感じてしまう。しかし購入しても、その機能を生かすことなく、そのまま使っている人がほとんどだ。

そもそもいろいろ調整できるということは、対象ユーザーが不明確では? という疑問が浮かぶ。そんななか、「CT-518 ドライバー」は、一切の調整機能がない。これは目的がハッキリしていて、手段がブレていないから。

ヘッド体積はバランスの良さを狙い430cc前後と小ぶりだが、流線型のシャローフェースにすることで投影面積はしっかり稼げて、安心感と構えやすさを両立。フォーティーン史上最大の慣性モーメントで打点のズレによるヘッドのブレを抑制、狙ったポイントに真っすぐ飛んでいく。今までと少し違うのは、重心距離が長めなことだ。しかしこれはフォーティーンが追い求めている重心理論を突き詰めた結果。重心角も緻密に計算済みで、スウィングが乱れても、フェースがスクェアに戻ってくる機能をもたせ、真っすぐ大きく飛ばせる可能性を追求している。ちなみに11.5度のモデルのヘッド体積が415ccと小さく、9度のモデルは445ccと大きい。一般論から考えると、ロフト角とヘッド体積がアンバランスと思われるかもしれないが、フォーティーンが導き出した最適重心角「23度」にするための施策だ。

画像: 写真左がロフト9度、右が11.5度のモデル。通常、同一モデルならヘッド体積は同じというメーカーが多いが、フォーティーンは一線を画す戦略に出た

写真左がロフト9度、右が11.5度のモデル。通常、同一モデルならヘッド体積は同じというメーカーが多いが、フォーティーンは一線を画す戦略に出た

目的はあくまで、直進性の高い最大飛距離のドライバーショット。そのためにシンプル・イズ・ベストを追求し続けるフォーティーン。「CT-518 ドライバー」は、手段と目的を履き違えず、今までにはない大胆なヘッドサイズのダウンや、重心位置を見直した意欲作。一度試してもらいたい。

フォーティーン「CT-518 ドライバー」を2名にプレゼント

今週紹介している「フォーティーン CT-518 ドライバー」を2名様にプレゼント。週刊ゴルフダイジェスト連動企画「ネクストブレイクゴルフグッズ&ギア」、気になる人は本誌もチェックしてみよう。応募は下のバナーより。

画像: www.golfdigest.co.jp
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撮影/三木崇徳、文/田島基晴

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