第1回全米シニア女子オープンが名門シカゴGCを舞台に現地時間12日に開幕。注目選手が期待通りの活躍をみせる一方で無名の伏兵が上位を賑わす。レジェンドたちの白熱の勝負の行方は?

日本女子プロゴルフ協会会長、小林浩美が出場することで話題の全米シニア女子オープン。大会初日は最終18番でイーグルを奪ったローラ・デービーズが2アンダー71で回りリサロッテ・ノイマン、トリシュ・ジョンソンと並び2位タイの好発進。

画像: LPGA会長の小林浩美も出場している(写真は2016年のほけんの窓口レディスプロアマ)

LPGA会長の小林浩美も出場している(写真は2016年のほけんの窓口レディスプロアマ)

彼女たち有名選手を凌ぎ3アンダー70をマークして単独トップに立ったのは5枚しかない予選会からの切符を勝ち取り出場権を得たエレイン・クロスビーだった。

ヘレン・アルフレッドソン(5位)、ジュリー・インクスター(6位タイ)も好発信。さらに殿堂入りの3人が同組となったエイミー・オルコット、パット・ブラッドリー、ベッツィ・キングのグループはオルコットが29位タイ、ブラッドリーとキングが38位タイで初日を終えている。

小林会長は9オーバー82を叩いて77位タイと出遅れたが、斎藤裕子が3オーバー76、22位タイとまずまずの位置。まだ試合は始まったばかり。一喜一憂せずに見守りたい。

出場者リストを見てみるとこの人がもう50歳オーバー? という選手もいれば、まだ元気にゴルフをしているだと感心しきりの選手も。ビッグママの愛称で親しまれているジョアン・カーナーは自分の年齢と同じ「79」でホールアウトすると「アイアンの切れが今ひとつだった」とエージシュートにも浮かぬ顔。この向上心がレジェンドたるゆえんなのだろう。

学生時代、来日した女子プロの通訳をしていた頃を思い出す。印象深かったのはブラッドリー。ブラッドリーは孤高の人で誰とも群れず、近寄りがたい印象だった。

あるとき移動のバスが渋滞に巻き込まれ相当時間がかかってホテルに到着。するとバスから出てくるなり「なんなのこんなに時間がかかるなんて。信じられないわ。地獄だった」ともの凄い勢いでまくし立てられた。

いやぁ、本当に怖かった。甥っ子のキーガン・ブラッドリーが来日したとき叔母さんってどんな人? と尋ねると「自制心のある人」と語っていたが、日本の渋滞には自制心に歯止めがきかないほど我慢ならなかったのだろう。

撮影/岡沢裕行

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