「新しいスリクソンのドライバーが、いいらしい」そんなウワサでツアー会場がざわついている。6月にツアーに投入されて以来、続々と使用者が増えているというのだ。プロたちが食いついたのはニューモデルの「Z785」。その魅力に迫った。

「飛ぶ」という口コミがプロの間で広がっている

JGTO(日本ゴルフツアー機構)の公式記録によれば、今から10年前の2008年、男子ツアーで平均290ヤード以上飛ばす選手は7人しかいなかった。ちょっと考えていただきたいのだが、2018年の今、平均290ヤード以上飛ばす選手は何人いるだろう? なんと、17人。10人も増えている。

これがなにを意味するかといえば答えは単純で、クラブ性能が年々進化した結果、ツアーのドライビングディスタンスが伸びたのである。そして、同時に男子ツアーは「飛ばさなければ戦えない」時代に突入しつつある。だからこそ、プロたちは今よりも飛ばせるドライバーを血眼で探している。そして、この夏、プロたちが争うようにバッグに入れているドライバーがある。スリクソンの「Z785」だ。

画像: これがツアーをザワつかせているニューモデル「Z785」だ

これがツアーをザワつかせているニューモデル「Z785」だ

このクラブをいち早くツアーに投入し、その初戦のダンロップ福島オープンで3日目にスコア「60」、18ホールでのツアー最多アンダーパー記録を叩き出した香妻陣一郎は、選んだ理由としてシンプルに「つかまりの良さ」を挙げる。

「新しい『Z785』は、直進性が良くて、使っていて大きなミスが減ったと思います。打感はどちらかというと『引っ付き系』で、つかまりが良いんですよね。だから、普通に打っていくとナチュラルにドローが打てる。その点、ドローヒッターの自分には合っていると思います。もちろん、フェードも逃がし方をちょっと変えていくだけで打てますから、操作性は良いと思います」

ツアープロは“弾く”ヘッドを嫌う傾向がある。フェースにくっつくような打感があるほうが、弾道をコントロールしやすく感じられるからだ。弾きと操作性、それは相反する要素に思えるが、Z785の場合は、カップフェースを採用したことの影響からか、操作性がありながら弾きの良さも損なわれていないことが、香妻のコメントから伺える。

「弾道は中弾道。スピンも適度で、飛距離を得るには一番良い弾道だと思います。実際に、飛距離は10ヤード弱くらい伸びました。自分のクラブに差しているシャフトのスピーダーとのマッチングも良くて、気持ち良く振れます。つかまりが良いので、自分は若干つかまらないように調整してもらっていますけど、スライスに悩んでいるようなアマチュアの人にも良いクラブだと思いますね」(香妻)

画像: 香妻陣一郎は自然にドローボールが打てるとつかまりの良さを評価

香妻陣一郎は自然にドローボールが打てるとつかまりの良さを評価

塚田陽亮もZ785の飛距離性能に惚れ込んだ一人。

「『Z785』はまず、飛びますね。そして飛び方がいいです。スピン量が抑え気味で、中弾道で飛んでくれます。フェース面の弾きが良いので、飛距離は明らかに出ていると思いますね」(塚田)

画像: 塚田陽亮はZ785の飛距離に“一目惚れ”した一人

塚田陽亮はZ785の飛距離に“一目惚れ”した一人

さらに塚田は、Z785の強みとして、顔の良さ、そして調整機能の有用さを挙げる。

「ネックの調整機能を利用して、僕はスタンダードよりも若干アップライトに調整しています。元々、ヘッドはつかまりやすいんですが、フェースの弾きが良い分、微妙な調整をしてフェースに乗せていく打ち方ができるようにしています。顔はちょっと左を向いている感じなので、構えた時にやさしく感じて、力が入らずに振っていけますよね。また構えた時にクラウンのカーボン素材が見えてソフトなイメージが湧きます」(塚田)

画像: Z785を構えた図。締まった顔ながら、どこかつかまりの良さも感じさせる

Z785を構えた図。締まった顔ながら、どこかつかまりの良さも感じさせる

さらに、ここ数年着実にシードをキープしている実力者・大堀裕次郎や出水田大二郎、女子では勝みなみもすでにこのZ785にスイッチしている。

打感良し・つかまり良し・飛距離良し。三拍子が揃っている

多くのプロがすでにスイッチしているZ785だが、じっくり調整中というプレーヤーも一定数いる。エースドライバーがバッチリはまっている場合、ましてやシーズン中であれば、なかなか新しいクラブには移行しづらいもの。しかし、そう言った選手にとっても、Z785の性能は見逃せないようだ。たとえば、初優勝が期待される若手・星野陸也は現在のエースである「Z745」から移行途中だという。

「ストレートフェースで、振っても左に行かないヘッドが好みです。あと自分は球を曲げて攻めるタイプなので小ぶりなヘッドを使っていたんです。この『Z785』はやや大きめですが、球を操作できるし、曲がりにも強いから、今後、使っていこうと思っています。今のエースが少し小さめのヘッドなので、慣れるまではその時々の調子によって使い分けをしていこうと」(星野)

画像: 星野陸也は現在のエースの「Z745」からZ785へ移行すべく、最終調整中だという

星野陸也は現在のエースの「Z745」からZ785へ移行すべく、最終調整中だという

星野が評価したのも、フェースに乗るような打感の良さと、そこから生じるつかまりの良さだ。

「打感は、インパクトで球がフェースに乗るような感じで、つかまりが良いので操作性はとても良い感じです。『Z785』は自分の理想よりも、少し出球が高いんですけど、変にフケたり、球が弱くなったりしないので、飛距離は出ます。実際に、これまでのドライバーに比べても、飛んでいると思います」(星野)

やはり、つかまり・打感・飛距離。この三拍子が揃っていることがわかる。パワーヒッターである星野はイメージより少し高めに出る弾道を今後調整していくことになるのだろうが、上がる機能はアマチュアゴルファーにとってはむしろありがたいものになるだろう。

最後に話を聞いたのは、今季2勝とブレークを果たした秋吉翔太。秋吉にとってのZ785は、まだエースには昇格してこそいないものの、今後の頼れる相棒候補となっているようだ。

画像: 秋吉翔太も「Z785は飛距離が出るので、今後使うことになると思う」と語った

秋吉翔太も「Z785は飛距離が出るので、今後使うことになると思う」と語った

「今は調整中なんですけれど、今後、使う可能性はあります。全英オープンにも持って行きました。調整している点は、一回試合でも使ったのですが、自分が思っている以上につかまるクラブなので、その点はもう少し調整が必要かなと思っています。でも、飛距離が出るので、今後は、使うようになると思っています」(秋吉)

プロたちが追い求める飛距離。それを確実に出してくれるのが「Z785」なのだろう。そして、実は新しいZシリーズには、さらにやさしい「Z585」というモデルも存在する。こちらは、飛距離性能はそのままに、もっと扱いやすいクラブに仕上がっているようだ。

アマチュアがやさしく飛ばせるZ585と、プロたちが惚れ込むZ785。2本のドライバーが、ゴルフ界で大きな話題となりそうだ。

全国27会場で先行試打会を実施。これは行くしかないでしょう!

ダンロップは、この夏、8月17日の明治ゴルフセンター(千葉県)を皮切りに、全国27会場で新しいスリクソン Zシリーズの先行試打会を実施する。ツアープロたちが熱く語るこの新しいドライバー、ぜひ自分自身でその性能をたしかめてもらいたい。

詳しい日程は、下記公式サイトにて。

撮影/大澤進二

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