スライスやフックがなかなか治らずに困っているゴルファーは少なくない。「それが自分の持ち球なのだから、曲がったままでいい」と言うのはプロゴルファーでありツアー解説者でもあるタケ小山。著書「ゴルフは100球打つより見てなんぼ!」から、自分の持ち球との向き合い方を学ぼう。

球は曲がったままでいい!

アマチュアは、“スライス=下手”と決めつけている人が多いようですが、ボールは曲がるもの。スライスしたっていいのですよ。

万年スライサーの人が、右サイドにOBがあるホールにきたら、「怖い」と思うのが当たり前ですよね。でも、間違いなくスライスするけど、どんなに曲がっても100ヤードだから、100ヤード左に向いて打ったとしましょう。もしこれでスライスを打ってボールをフェアウェイに運ぶことができたら、究極のメンタルタフネスです。どんな状況でも同じことができる、再現性が高いスウィングができるということです。

しかし、スライスするはずなのに、なぜか左に真っすぐ飛んでしまって林のなかに一直線という人は、完全にメンタルの影響を受けたことになります。同じ状況で、同じ心境で、同じ動きができないというのは、メンタルの何らかが左右しているということです。球が曲がるよりも、こういうゴルファーのほうが、ダメなゴルファーといえるでしょう。

100ヤードスライスするから、100ヤード左に向いてフェアウェイのド真ん中をキープ。2打目で使う5Iは20ヤードスライスするから、20ヤード左に向いて打ち、難なくピンに寄せる。こういうゴルフで、トッププレーヤーになったのが、往年の名選手、リー・トレビノです。彼はスライスを武器に、メジャー6勝、PGAツアー29勝をマークしたのですから、ボールが曲がることは、大したことではないのです。

画像: スライス一筋で戦い続けた名選手、リー・トレビノ(写真は1980年の全英オープン)

スライス一筋で戦い続けた名選手、リー・トレビノ(写真は1980年の全英オープン)

ゴルフでいちばん大事なことは、「自分の描いたシナリオどおりに、いかにゲームを運べるか」です。まっすぐの球を打つよりも、どんな状況でもメンタルに影響されず、自分の持ち球どおりにボールを曲げることができる。そういう再現性を磨くことが大切で、これができるプレーヤーこそが、いいゴルファーといえるのです。

「ゴルフは100球打つより見てなんぼ!」(ゴルフダイジェスト新書)より

キャロウェイ

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