独自に考案した「ツイスト打法」で300ヤード以上飛ばす“雑巾王子”こと武市悦宏。武市は「ひざ立ち打ち」をすることでツイスト打法の動きを確認できると言う。自身の著書「オレって、こんなに飛んだっけ?」より、ひざ立ち打ちについてご紹介。

「ひざ立ち」だとちょっとクラブが寝ただけでダフってしまう

「ひざ立ち打ち」は僕の代名詞みたいなやり方。スウィングのリトマス試験紙となるドリルなんだ。ひざ立ち打ちにはある効果があって、それはスウィング軌道が極端にフラットになるっていうこと。スウィング軌道がフラットになればなるほど、ちょっとシャフトが寝ただけでダフってしまう。

14本のクラブの中でもっともアップライトなクラブはパターだよね。だから、パターでダフる人はほとんどいない。反対に、ドライバーはもっともフラットな軌道になるんだけど、ティアップしている分そうそうダフらない。だから、事実上いちばん難しいのはスプーンやクリークといったフェアウェイウッド。フェアウェイウッドでダフリのミスがよく出るっていう人は、しっかり聞いておいたほうがいいかもよ~。

まあともかく、ひざ立ちでスウィングすることは、ダウンスウィングでの左折の動き(編注:ハンドルを左に切るようなダウンスウィングでの腕の動き)がきちんとできているかをチェックするにはもってこいの方法ってわけ。左折の動きだと、クラブが寝ないで「上から下」に動くから、ダフリが原理的に起こりえないんだわ。

画像: 左折の動きならクラブが寝ないため、ひざ立ち打ちでもダフらない

左折の動きならクラブが寝ないため、ひざ立ち打ちでもダフらない

僕は両ひざを地面につけた状態から250ヤードは飛ばせる。ひざ立ちスウィング自体はバックスウィングで「右折」(編注:腕を付け根からハンドルを右に切るよう動かすこと)して「左折」するだけ。ぜひためしてみて!

「オレって、こんなに飛んだっけ?」(ゴルフダイジェスト新書)より *一部改変

撮影/姉崎正

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