「まずは100切り!」と目標立てるゴルファーは多い。ではすでに100切りを達成しているゴルファーはどうやって100切りしたのだろうか。アンケート結果を受けて、100を切るための戦略を考えた!

「みんなのゴルフダイジェスト」上で“100切りのきっかけはなに?”という趣旨のアンケートを実施しました。この記事を執筆している段階で約2500人のゴルファーが回答してくれた結果が非常に興味深かったので、発表します。上から、得票数が多かった順に並んでいます。

画像: ドライバーが安定し、OBが減ったことが100切りにつながったゴルファーが圧倒的に多かった(撮影/有原裕晶)

ドライバーが安定し、OBが減ったことが100切りにつながったゴルファーが圧倒的に多かった(撮影/有原裕晶)

1位 ドライバーショットの安定(OBが減った) 37%(910票)
2位 アプローチ、パットの向上 13%(312票)
3位 ショートアイアンの安定 11%(272票)
4位 ロング〜ミドルアイアンの安定 8%(197票)
5位 パットの安定 7%(182票)
6位 意識してコースマネジメントするようになった 7%(168票)
7位 とにかく猛練習! 6%(156票)
8位 FW&UTの安定 5%(117票)
9位 ドライバーショットの飛距離アップ 3%(79票)
10位 クラブを替えたのがきっかけ 2%(61票)
11位 メンタル面の強化 1%(37票)

どうでしょうか。実に三分の一以上のゴルファーが「OBが減ったことが、100切りにつながった」と回答していることがわかります。一方で、「ドライバーショットの飛距離アップ」が100切りのきっかけとなったという回答は、わずか3%に過ぎません。

ドライバーが安定すれば、OBが減り、それは100切りという成果に直結するということでしょう。
300ヤード飛ばせたとしても、飛んだ先がOBゾーンであれば、当たり前ですが意味はありません。むしろ飛距離が出れば出るほど曲がりの幅も大きくなることから、ティショットのリスクが高まることもある。それがドライバーの飛距離アップが100切りの要因となりにくい理由のひとつかもしれません。

レギュラーティからプレーしている限り、パー4のホールではドライバーでのティショットがOBにさえ行かなければ、2打目はミドルアイアン以下の番手で狙えるケースが多くあるでしょう。仮にセカンドでグリーンをとらえられなくても3打目で乗せられれば、ボギー、悪くともダブルボギーでホールアウト可能。

それを積み重ねていけば、100は切れます。このモデルケースは、まさにアンケートの1位から5位と連動することがわかります。パーオンは必須ではありません。

そう考えると、100を切るためのティショットの条件は「フェアウェイをとらえる」ことでも、ましてや「飛距離を出す」ことでもなく「2打目が打てる場所にある」ことであることがわかります。もちろんフェアウェイにあればそれに越したことはありませんが、多少ラフに入ったとしても、残り100ヤード地点くらいまで運べるようであれば十分オッケー。傾斜のある法面(のりめん)だってオッケー。

ただし、ラフや法面に止まった場合は3打目勝負に切り替える。もしボギーオンもできなくても、4打目が乗ればダブルボギーで止まる可能性は高まります。100切りに挑戦する上で、ダボは許容範囲で、問題ありません。

そう考えれば、心にゆとりが生まれて、さらにティショットが安定するという好循環があるかもしれません。

<『100切りマネジメント研究所』より>

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