オーストラリア出身の元祖セクシー系美女ジャン・スティーブンソンの2019年世界ゴルフ殿堂入りが決まった。美と実力を兼ね備えたスティーブンソンの“我が道”を貫く生き方とは?

1951年シドニー生まれのジャン・スティーブンソンが注目を浴びたのは80年代半ば。ボーイッシュな選手が多かった当時のゴルフ界において、いまでいう肉食系的な存在だった彼女は、お湯のかわりにゴルフボールで満たしたバスタブにヒョウ柄のガウンで入浴する写真を撮影。それが注目されるとセクシーを全面に押し出したカレンダーを発売するなどセンセーショナルな話題を振りまいた。

TOTOジャパンクラシックの前身であるマツダジャパンクラシックに出場するために来日したときには、同じタイミングで日米対抗野球に出場していたピート・ローズとデート。メジャーリーグ最多安打記録を持つ大物が試合会場にまでスティーブンソンを追いかけてきて騒然となった。

画像: 容姿と実力を兼ね備えたジャン・スティーブンソン(写真は1980年のサイン会の様子 ©️ゴルフダイジェスト社)

容姿と実力を兼ね備えたジャン・スティーブンソン(写真は1980年のサイン会の様子 ©️ゴルフダイジェスト社)

試合中選手たちはバスでホテルと会場を往復していたが、ピート・ローズ登場を受け皆が当時流行っていた『マンイーター』(編注:ダリル・ホール&ジョン・オーツのヒット曲)を車内で大合唱。

「彼女には気をつけて。男をみんな食い尽くす。そう彼女はマンイーター」

「これジャン(スティーブンソン)そのもの」と同僚たちが囃し立てたが当の本人は笑いながら受け流す余裕があった。

セクシーを売り物にしているように見えるが本人いわく「バスタブのピンナップにしてもLPGAツアーに少しでも注目してもらいたい一心」で文字通りひと肌抜いのだという。

そして彼女の凄さは本業にある。1974年にツアーデビューを果たすとその年のルーキー・オブ・
ザ・イヤーに輝き80年代前半にはピーター・ジャクソン・クラシック(のちのデュモーリエクラシック、現在はカナディアン女子オープン。当時はメジャー競技だった)、全米女子プロ選手権、全米女子オープンと立て続けに3つのメジャータイトルを獲得。

ツアー通算16勝のほか豪州や欧州でも優勝経験を持ち81年には国内のワールドレディスにも勝っている。

日本では同世代のローラ・ボーが爆発的人気を誇ったが、彼女がついにツアーで1勝もできなかったことを思うとスティーブンソンは容姿と実力を兼ね備えた稀有なゴルファーだったといってよい。

現在はレジェンドツアーに参戦しながらチャリティ活動にも熱心に取り組んでおり、その実績が認められ今回世界ゴルフ殿堂入りが決まると「電話があったとき信じられなくて何度も聞き直してしまったわ。寝ても覚めてもハッピー。ナンシー・ロペスが私のために泣いてくれたのもうれしかった!」
と興奮を隠せなかった。

来年6月スティーブンソンは全米オープン2勝のレティーブ・グーセン、オーガスタナショナルの元チェアマンで女性のメンバー入りを実現するなど改革に取り組んだビリー・ペイン氏らとともに入会セレモニーを経てホール・オブ・フェーマーの仲間入りをする。

キャロウェイ

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