日本プロでは同組ではなかったものの1打差で優勝を争い、どちらも難コースこそ力を発揮するタイプという共通点がある50歳・谷口徹と、日本オープンで初優勝を挙げた24歳・稲森佑貴。稲森にパッティングのアドバイスを授けたこともある谷口に、稲森について聞いてみた。大ベテランから新鋭へ、愛情あふれる辛口エール!

「270ヤード先のいいトコ置いてこい。それくらい曲がらない」谷口

編集部:稲森プロが、日本オープンで初優勝しましたね。

谷口:一番向いてないコースやと思ったんですけどね。(日本オープン開催コースの横浜CC)フェアウェイ広くて、みんなフェアウェイ行くから。ダイヤモンドとかああいうコース(ダイヤモンドカップ開催コースの武蔵CC笹井C)のほうが向いていると思った。ラフが深いからね。パター上手くなったね、アイツ。

編集部:谷口プロがなにかアドバイスされたとか。

谷口:見るからに下手くそだったからね。何をアドバイスしたかは覚えてないですよ、人のことなんか(覚えてない)。

画像: 練習の合間に話を聞かせてくれた大ベテラン・谷口徹

練習の合間に話を聞かせてくれた大ベテラン・谷口徹

編集部:日本プロでは谷口プロと優勝争いをされましたが、タフなセッティングほど強いのは谷口プロとの共通点でしょうか。

谷口:稲森はああいう(日本プロ開催の房総CCのような)コース向いている。ラフが深いとグリーンまで持ってけないようなコース。フェアウェイ外れんから、ねえ。アイツ(フェアウェイキープ率)75パーやけど、もっと曲がんない感じするもんね。

編集部:日本オープンの最終日は、フェアウェイキープ率が100%でした。

谷口:何ホールか向きにくい(構えにくい)ホールあるけどね。14番はドッグレッグするし。

編集部:500ヤードを超えるパー4の13番ホールでも振り切ってフェアウェイをキープし、5番ウッドでバーディを奪っていました。

谷口:まあ、そこは勝負ですよね。逃げてボギったら流れ変わるけど。取れたらね(流れに乗れる)。13番までが一番大事なんじゃないですかね。11、12、13のあのあたりがね。まだ勝てんのかな、と思っていたんですよ。もうちょっとショートゲーム上手くならんと勝てんのかなと(笑)。

画像: ショットメーカー・谷口は稲森を「全然曲がらない」と語る。稲森のゴルフに一目置き、その実力を認めている

ショットメーカー・谷口は稲森を「全然曲がらない」と語る。稲森のゴルフに一目置き、その実力を認めている

編集部:短いパー4の15番では30ヤードくらいのアプローチをビタッと寄せてバーディを奪っていましたよ。

谷口:へー、アプローチ寄るんすねアイツ。下手くそなイメージしかないんやけど(笑)。30ヤードのアプローチなんてあんなん苦手そうなのに。へえ〜。

編集部:タイプ的には谷口さんに似てる?

谷口:(稲森のほうが自分より)全然曲がんないですよ。僕はあっちこっち行く。僕は(曲がってもスコアを)まとめてこれるけど、アイツは僕のショットだったらまとめてこれないですよ(笑)。アイツは曲がんない。マシーンみたいです。たまにティショット打たんでええと思うときある。どうせフェアウェイ行くねんから(笑)。そりゃ300ヤード先はあかんけど、270ヤード先のいいトコ置いてこい。それくらい曲がらない。狭いホール来てもなーんも変わらんですもんね。スーと構えてボーン! こっちはいろんなこと考えてそこに持ってこうとするねんけど。羨ましいよなぁ。狭いホールに行っても気にしてないもん。

画像: ブリヂストンオープンの会場で稲森を祝福する谷口

ブリヂストンオープンの会場で稲森を祝福する谷口

編集部:若手が手強くなってきましたね。

谷口:手強いというか、若手が優勝しだしたからね。必死でやらないと勝てないですよ。

取材トーナメント/ブリヂストンオープン

キャロウェイ

This article is a sponsored article by
''.