男子ツアーで活躍する時松隆光が幼少期から師事し、テンフィンガーグリップをはじめとする桜美式「OSゴルフ理論」で多くのジュニアゴルファーを育成するゴルフ向学者の篠塚武久。そんな篠塚にそもそもなぜテンフィンガーグリップがいいのか、従来のグリップとの違いを教えてもらった!

ゴルフレッスンに関心があるゴルファーならば「桜美式」というワードをどこかで目にしたことがあるのではないだろうか。テンフィンガーグリップの研究を続けてはや20年となるゴルフ向学者・篠塚武久が提唱する「OSゴルフ理論」に則ったレッスンが、いわゆる桜美式。男子ツアーで活躍する時松隆光も幼少期から篠塚に師事し、桜美式で結果を出したゴルファーの一人だ。

画像: 幼少期から篠塚に師事している男子プロ・時松隆光もテンフィンガーの使い手

幼少期から篠塚に師事している男子プロ・時松隆光もテンフィンガーの使い手

そもそもテンフィンガーグリップのメリットとは何なのだろうか。篠塚は、“手のひら”をより活かせることが大きいという。

「手のひらは、ものすごく大事な感性を持った器官です。ですが従来のグリップでは、手のひらの感性がなくなってしまうんです」(篠塚、以下同)

たしかにポピュラーな握り方であるオーバーラッピングでは、右手は左手に重ねて包むように握っているため手のひらの感性を活かすことができていない。続けて篠塚は「手の構造」からしてもテンフィンガーの方が自然な握り方であるという。

画像: 従来のグリップでは手のひらの感覚を活かすことができないと篠塚

従来のグリップでは手のひらの感覚を活かすことができないと篠塚

「手のひらを見てみると“人差し指から小指の4本”と“親指”の大きく2つに分かれていて、物を持つときはその4本と1本の間で持つようにできています。この手の構造通りにクラブを持つことで最もいい動きができるんです。(テンフィンガーなら)単に握るだけだからものすごく自然で、無駄がなく、無理がなく、矛盾もないんです」

画像: テンフィンガーグリップは手の構造通りに握るため自然で無駄がない

テンフィンガーグリップは手の構造通りに握るため自然で無駄がない

ただし10本で握ればそれだけでテンフィンガー、というわけではない。握り方が違えば構え方も異なってくる。

「普通はボールに対して(右手のひらを)スクェア(ターゲットラインに対して直角)に構えますよね。ですがテンフィンガーの場合は右手のひらを上に向けるように構えます」

画像: テンフィンガーグリップの場合は右手のひらが上を向くように握る

テンフィンガーグリップの場合は右手のひらが上を向くように握る

従来のグリップと異なり、テンフィンガーの場合右手のひらは上を向く。その状態からスウィングに入ることで全体の動きも良くなると篠塚は言う。

「手のひらが上を向くか横を向くかは、とても大きな違いです。足の裏は下を向いていますよね。(それに対応して)手のひらも上向きにすることで(上半身と下半身が)ピタッと連動するわけです」

画像: 手のひらが上を向くことで足の裏と並行になり、上半身と下半身が連動する

手のひらが上を向くことで足の裏と並行になり、上半身と下半身が連動する

体のチェックが多すぎる今までのゴルフを「苦しみの美学」と称する篠塚が研究の末に見つけた”答え”。ゴルフが簡単になる桜美式テンフィンガースウィングの極意を記した「10本で握るテンフィンガースウィング」が現在好評発売中。ぜひチェックしてみよう。

撮影/姉崎正

画像: 時松隆光の師・たけひさ先生に聞く「テンフィンガーグリップの握り方」 youtu.be

時松隆光の師・たけひさ先生に聞く「テンフィンガーグリップの握り方」

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