2018年11月27日、都内でダンロップの新製品発表会が開催された。発表されたのは新しい「Zスター」シリーズのボール。そこに集ったプロたちに興味深い質問が発せられた、それは「ボールに求めるのはスピンと飛距離、どっち?」というもの。果たしてプロの答えは!?

飛距離派とスピン派に割れた

発表されたのは新しい「スリクソン Zスター」と「スリクソン ZスターXV」の2モデル。「セルム(SeRM)」なる高分子素材を採用したことにより、より良いスピン性能、ソフトフィーリング、耐久性などを獲得したというのがメーカーの謳い文句だ。

その発表会に、秋吉翔太、稲森佑貴、出水田大二郎、星野陸也、香妻琴乃、勝みなみ、新垣比菜、畑岡奈紗という8名のプロが集結。この豪華な顔ぶれを「この8名は、全員今季初優勝(した選手)です」と秋吉翔太が紹介。勝みなみと畑岡奈紗はツアー優勝経験者だが、勝はプロ初優勝、畑岡は米ツアー初優勝ということだろう。

画像: 後列左から星野、稲森、秋吉、出水田。前列左から新垣、香妻、畑岡、勝の豪華メンバーが集結した

後列左から星野、稲森、秋吉、出水田。前列左から新垣、香妻、畑岡、勝の豪華メンバーが集結した

さて、この8名によって行われたトークショーの中で、興味深い質問が全員に発せられた。それが、「ボールに求めるのは飛距離とスピン、どっち?」というもの。8名のプロが飛距離とスピンのふたつのパネルのいずれかを一斉に挙げる形式で、「飛距離」と答えたプロが5名、「スピン」と答えたプロが3名だった。

飛距離と回答したのは新垣、出水田、秋吉、香妻、勝。それぞれ、以下のように理由を語った。

「自分けっこう球が高いので、スピンより飛距離が欲しいと思います」(新垣)

「僕の1番の武器は飛距離。1ヤードでも飛ぶボールが欲しいと思います」(出水田)

「ほんとはどっちも欲しいんですけど、遠くに飛ばして、短い番手で打ったほうが、ピンに近づくかなって思うので、飛距離ですね」(秋吉)

「そんなにスピンが欲しいとは思わないので、飛距離を重視しています」(香妻)

「スピン量とかちょっとよくわからないので(笑)、遠くに飛ばしたいです」(勝)

画像: 飛距離か、スピンか。プロたちも互いの回答に興味津々の様子だった

飛距離か、スピンか。プロたちも互いの回答に興味津々の様子だった

それに対して、スピンがほしいと回答したのは星野、稲森、畑岡だ。

「ウェッジでスピンをかけるのが好きなので、スピンがかかってほしいと思います。ドライバーでも、自分は打ち方的にロースピンなので、ちょっとスピンが入らないと飛ばなかったりするので」(星野)

「僕は飛距離は高いほうではないんで、セカンドショットで長い番手を握る場面が多くて、ロングアイアンとか長い番手でもピンをデッドに狙えるように。安心したスピン量で攻められたほうがマネジメントしやすいのかなと」(稲森)

「アメリカツアーに参戦して一番思ったのがスピンがほしいなってことで、バンカーのすぐ上に切られていたりすると、スピンがないと奥に外れてしまう。今年初めはハードタイプを使っていたんですが、(ソフトタイプの)Zスターに変えて、スピンが入ってきたと思います」(畑岡)

シーズン途中でボールを変えたという畑岡は、昨日新しいふたつのボールをテストしたという。

「両方打たせていただいたんですけど、今回のボールは飛距離とスピンが両立されていて、両方捨てがたい。オフの間にしっかりテストして、また強い畑岡奈紗をお見せしたいと思います」(畑岡)

飛距離かスピンか。それはプロにとっても悩ましい問題のようだ。

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