自身のユーチューブチャンネル「HARADA GOLF」で再生回数1000万以上を獲得している大人気レッスンプロ・原田修平。キレのいい動きでゴルフスウィングを解き明かす原田が「ピタッと止まるフィニッシュの取り方」を伝授してくれた。

フィニッシュを決めるには「ブレーキ力」が必要だった

ロリー・マキロイみたいに、ピタッと決まったフィニッシュに憧れるゴルファーは多いはず。そこで今回のレッスンのテーマは、「ピタッと止まるフィニッシュの取り方」です。

スウィング中にバランスが崩れてしまうのは、正しく腕を振るという動作を勘違いしていることに原因があります。フィニッシュが取れないアマチュアの人は、フィニッシュの位置まで、しっかり腕を振り切らないといけないと思っている人が多いのですが、それは間違いです。

画像: いくら振ってもフィニッシュがピタッと止まるローリー・マキロイ(写真は2018年のWGCブリヂストン招待 撮影/姉崎正)

いくら振ってもフィニッシュがピタッと止まるローリー・マキロイ(写真は2018年のWGCブリヂストン招待 撮影/姉崎正)

正しい腕の振りというのは、ほぼ体の正面、インパクトの瞬間までで終了なんです。体の正面、インパクトの位置で腕の振りに急ブレーキをかけることで、ヘッドが手元を追い越すようにビュンと走り、その勢い、パワーに引っ張られて、体がフィニッシュまで一気に回る。この連動性を理解する必要があります。

たとえば、左右に大きく振れている振り子があるとします。振り子がちょうど地面と垂直になる瞬間に、指で糸を止めてあげると、重りの球が急加速して、上にポンと跳ね上がりますよね。それと同じで、ダウンスウィングで腕が地面と水平の位置からインパクトまでの90度が、腕の正しい振り幅だとイメージしてください。これがマキロイのようなピタッと止まれるフィニッシュへの近道なんです。

画像: 腕の振り幅を、地面と水平の位置からインパクトまでの90度だとイメージすることが、ピタッと止まるフィニッシュへの近道

腕の振り幅を、地面と水平の位置からインパクトまでの90度だとイメージすることが、ピタッと止まるフィニッシュへの近道

その感覚をつかむ練習法としては、インパクトの瞬間に腕の振りにブレーキをかけてヘッドを走らせ、フォローで一旦、体の動きを止めます。そこから体をもう一度回転させて、フィニッシュを取る。二段モーションのような動きになりますが、これを繰り返していくと、徐々に腕の振りにブレーキをかけて、ヘッドを走らせる感覚が分かってきます。

画像: インパクトの瞬間に腕の振りにブレーキをかけ、フォローで体の動きを一旦止めてみよう

インパクトの瞬間に腕の振りにブレーキをかけ、フォローで体の動きを一旦止めてみよう

一瞬、体を止める感覚がつかめてきたら、フィニッシュまで一連の動きでスウィングしてみましょう。スウィング中に体のバランスが崩れず、フィニッシュまで気持ちよく振り切れるはずです。(談)

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