ファーマーズインシュランスオープンで3位タイと、2019年の2戦目で好成績を納めた松山英樹。飛距離は4日間の平均で310ヤードを超すなど“飛んでいた”松山のドライバー選びを考えた。

キャロウェイフラッシュの「レギュラーモデル」をチョイス

2019年に入って2試合を終えた松山英樹。現在、そのバッグにはキャロウェイの2019年モデル「エピック フラッシュ」が納められている。エピックフラッシュは、スピンが少ないプロ好みの「エピックフラッシュ サブゼロ」、ボールが上がりやすいアマチュア向けの「エピックフラッシュ スター」、そして、スターにネックの調整機能を加えた「レギュラー(正式名称は“エピック フラッシュ”」の3モデルが存在するが、松山が選んだのはレギュラーモデルだ。

画像: ファーマーズインシュランスオープンで3位タイと好成績を収めた松山。2019年に入って、「エピック フラッシュ」を使用している

ファーマーズインシュランスオープンで3位タイと好成績を収めた松山。2019年に入って、「エピック フラッシュ」を使用している

このセレクトを、プロ入り後の松山英樹のドライバーはすべて購入し、性能をテストしているというゴルフライター・児山和弘はこう分析する。

「松山プロは、平均的なPGAツアーの選手の好みとちょっと異なるドライバーを選ぶ傾向があります。とくにここ1、2年でいえば、つかまりのいいクラブ、やさしいクラブを選ぶ傾向があるんです」(児山)

スピンが少なくプロ向けのエピックフラッシュのサブゼロではなく、やさしく、つかまりのいいレギュラーをチョイスしている点からも、それは伺える。

「松山プロは去年調子がなかなか上がらず、ドライバーを色々試していました。そして、調子を上げてきたプレーオフで使っていたのが、キャロウェイの『XRスピード』です。これまたプロモデルではなく、一般ゴルファー向けのつかまりのいいヘッドですが、あれで調子を取り戻したように見えました。今年に入って使っているエピックフラッシュは、その延長線上にあリます」(児山)

昨季は、小ぶりで操作性のいいテーラーメイド「M3」や、慣性モーメントの大きさがウリの「G400 LST」なども使用した松山。

最後に手にしたXRスピードは、「投影面積大きめでつかまりのいいロースピンヘッド」(児山)というヘッド。エピックフラッシュは性能的にその延長線上にあるならば、わざわざ変えたのはなぜか。直近の試合でのデータから、児山は予想する。

「ファーマーズインシュランスオープンでの松山プロの平均飛距離は312.5ヤードと、すごい数字でした。単純に、エピックフラッシュが良く飛んでいるのではないでしょうか。4月のマスターズに向け、当面はこのクラブを使い続けそうですね」

2019年の活躍を占う松山のクラブ選び。今後も、注目だ。

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