2019年ももう2月。新ルールには慣れてきただろうか? まだ不安という人や自信がないという人はゴルフ場で恥ずかしい思いをしないように、美女ゴルファー・鈴木憲子さんと一緒に新ルールを学んでいこう。今回は、「キャディがプレーの線の球の後方線上に立つ」ことについて!

うっかりミスが多そうなルール! 必ず覚えよう!

プロの試合などで、選手がアドレスに入る時にキャディが後方に立っているシーンを見たことがある方は多いだろう。キャディは選手がスウィングする前に移動するのだが、新ルールではこういった行為が禁止されたのだ。

新しいルールでは、「プレーヤーのキャディは、プレーヤーがストロークのためのスタンスを取り始めてからストロークを行うまで、どのような理由があってもプレーしているボールの後方延長線上やその近くに故意に立ってはならない」とある。

プレーヤーとキャディが共にボール後方に立って相談などはできるが、プレーヤーがスタンスを取り始める前にキャディはボール後方及びその近くから退去しなければペナルティが課せられるのだ。

画像: キャディさんだけでなく、チーム競技でパートナーに「ちょっと方向みてもらえますか?」というのもルール違反になってしまうおそれがあるので要注意!

キャディさんだけでなく、チーム競技でパートナーに「ちょっと方向みてもらえますか?」というのもルール違反になってしまうおそれがあるので要注意!

この規則に違反した場合、たとえ選手がスタンスを解いたとしても無効にはならないので注意したい。この規則は、パートナーが発生する競技では、パートナーにも適用され、パートナーにキャディがいた場合、パートナーのキャディにも同様に適用されるので覚えておこう。

※注1 本記事発表後の2019年2月6日、このルールに関してルールを司るR&AとUSGAから、スタンスを解けば、キャディが球の後方の場所に立っていたとしても、この違反を避けることができると発表された。

なおパッティンググリーンだけは、スタンスを取った時にキャディが後方にいても一度スタンスをはずし、再度スタンスを取る前にキャディが該当場所から離れればペナルティにはならないのでこちらも絶対に覚えておきたい。

※注2 注1で述べたように、パッティンググリーンに限らず、コース内のすべての場所で、スタンスを解けば違反を避けることができるようになっている。

この一連の行為と援助という意味で類似し、以前認められていたが禁止となった行為があるのでご紹介しておこう。

ルール改定前では「スタンスをとる際の援助となる物をストロークする前に取り除かなければならない」といった表現で記載されていた規則があった。要はクラブなどを、目標を指し示す目的で地面に置いてそれに合わせてスタンスをとっても、ストローク前にクラブを取り除きさえすれば違反にはならなかったのだ。

画像: スタンスを取る際の援助になるものはスタンス後に取り除けばOKではなく「置いてはならない」となった

スタンスを取る際の援助になるものはスタンス後に取り除けばOKではなく「置いてはならない」となった

しかしルール改正後は「置いてはならない」といった表現に変わり、「この規則に違反した場合はそのスタンスを解いたり、物を取り除いたとしてもペナルティを逃れることはできない」といった表現になったため、目標を指し示す目的で地面に置き、スタンスを取り始めた時点での違反となるように変更になったので合わせて頭に入れておこう。

撮影/田中宏幸 モデル/鈴木憲子 協力/サザンヤードカントリークラブ

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