昨年のルーキーイヤーは優勝なしでも賞金ランク11位。今年は3試合終えて全部予選通過、3試合中2試合で5位以内という成績を残している松田鈴英。ドライバー平均飛距離は3位と飛ばし屋としても知られるが、本人曰く、「今年の武器はピッチング」だという。その14本を詳しく見てみよう。

松田の武器はピッチングウェッジ

開幕から3試合を終えて獲得賞金が1000万円を突破し、賞金ランクは6位と順調な滑り出しを見せている松田鈴英。

167センチの長身から繰り出される魅力的な飛距離は今年も健在。3月25日現在、ドライビングディスタンスは葭葉ルミ、比嘉真美子に続き堂々の3位。そんな彼女の今年の武器はドライバー……ではなく意外にもピッチングウェッジだと話す。

画像: 松田が使用するNEWツアーB X-CBアイアン

松田が使用するNEWツアーB X-CBアイアン

「今年の武器はピッチングです。オフの間に100ヤード以内をしっかり練習しました。ピッチングはコントロールがしやすいので打ち分けられるようにと思って」(松田)

そう話す松田の「ツアーB X-CBアイアン」はやや幅広のラウンドソールが特徴。同じブリヂストン契約の大里桃子や渡邉彩香も使用しており、抜けの良さもありながら、しっかりとソールが使えることで安定したショットが繰り出せると評判のアイアンだ。

松田ほどの飛距離があるからこそ、100ヤード前後の距離がカギを握ることになるはず。この距離をバーディチャンスにつけることが、優勝争いのためには必須になるのだろう。

画像: ドライバーはブリヂストンゴルフ J815

ドライバーはブリヂストンゴルフ J815

「ピッチング1本でコントロールをして距離を打ち分けられるようになったので、今年の武器になると思います。ドライバーは昨年同様でいい感じだと思います」(松田)

松田が使用しているドライバーは最新モデルではなく、見た目の派手さと完成度の高さで話題となったJ815。発売は2015年なので実際の松田の使用クラブもソールには細かい傷が見られるが、かなり気に入っていてなかなか手放せないそうだ。クラブに対して一途な一面ものぞかせた。

セッティング全体でみると、コースによってスプーンと5UTを入れ替える可能性があると話したが、その他のセッティングは昨年から変えていないそうだ。飛距離とともに鍛え上げた小技を武器に初優勝目指して今季を戦う。

画像: 松田の武器はピッチングウェッジ

【松田鈴英の14本】

1W:ブリヂストンゴルフ J815 (9.5度、スピーダーエボリューションV569、S)
3W:ブリヂストンゴルフ ツアーB JGR (15度、スピーダーエボリューションV569、S)
5W:ブリヂストンゴルフ ツアーB JGR (18度、スピーダーエボリューションV569、S)
4UT:ブリヂストンゴルフ ツアーB JGR (22度、MCH70、S)
5I~PW:ブリヂストンゴルフ NEWツアーB X-CB (NS850、S)
WEDGE:ツアーB XW-B 50度、52度、58度 (NS850、S)
PUTTER:オデッセイ オーワークス R-LINE

撮影/姉崎正 取材大会/ダイキンオーキッドレディス

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