「ギリギリ」の反発で飛ぶと評判のPRGRの「RS」シリーズ。この4月、新たな2モデル「RS RED」と「RS E」が加わり全4モデルが出そろった。ドローが打ちやすいRS、フェードが打ちやすいRS F、“スピード”が自慢のRS REDに続き登場するのが……EASY、すなわち“やさしさ”に特化したRS E。一体どれほどやさしいのか、プロゴルファー中村修が試打した。
画像: 右から「RS E」、「RS RED」、「RS F」、「RS」

右から「RS E」、「RS RED」、「RS F」、「RS」

「RS E」のコンセプトは「イージー」。「RS」シリーズの4モデルのなかでも、「RS RED」と共にやさしいゾーンにカテゴライズされるドライバーとなる。アスリートモデルの印象が強い「RS」や「RS F」がちょっと手強いと感じていたゴルファーにも扱いやすいドライバーとして、「RS」シリーズの幅を広げる存在となるだろう。

ヘッドは、「RS」シリーズのセールスポイントである「ギリギリ」の反発を備えつつ、より上がりやすく、よりつかまりやすくなっているという。

画像: 薄っすらと銀色がかって銀チタンを思い起こさせるカラーリング。ディープフェースで構えたときの安心感は非常に高い

薄っすらと銀色がかって銀チタンを思い起こさせるカラーリング。ディープフェースで構えたときの安心感は非常に高い

「打ってみると、第一印象から『球のつかまりがいい』という特徴が強調されています。重心角が34度ととても大きく設定されているだけでなく、重心距離もそれほど長くはないのでしょう。すごくスムーズにヘッドがターンして球をつかまえてくれます。これならコスリ球ばかりで飛距離が出なかったスライサーでも、つかまった強い球で飛ばせますね」(中村)

画像: ヘッドスピード44.9m/sで初速66.8m/s、打ち出し角13.5度、スピン量2865rpm、飛距離259.8ヤード。飛距離性能はかなり高い(計測はフライトスコープによる)

ヘッドスピード44.9m/sで初速66.8m/s、打ち出し角13.5度、スピン量2865rpm、飛距離259.8ヤード。飛距離性能はかなり高い(計測はフライトスコープによる)

もちろんつかまるだけでなく、打ち出し角も高いのでキャリーを稼ぎやすい。そのうえヘッドの慣性モーメントが大きく、ミスヒットしても飛距離が落ちず曲がらないという点でも、ただ1発の飛びが出るだけではなく、平均飛距離を伸ばしてくれる機能を備えている。

画像: ディープフェースのWクラウン構造でギリギリの反発を広範囲で実現し、ミスヒットしても方向性と飛距離の落ち込みを最小限に留めることに成功した

ディープフェースのWクラウン構造でギリギリの反発を広範囲で実現し、ミスヒットしても方向性と飛距離の落ち込みを最小限に留めることに成功した

「ミスヒットの強さも特筆ものです。意図的に芯を外して打ったりもしてみたのですが全然曲がらないし、フェースの弾きも芯を食ったときとさほど変わらないんです。ただ慣性モーメントを大きくしただけではない、高初速エリアの広さを実感できました。この辺は『RS』『RS F』と比べても、アマチュアゴルファーに特化しただけあるなと感じられます」(中村)

一方で、「RS」の名を冠するだけに、ただやさしく作っただけのドライバーではないデザイン性や構えやすさやも備えていると中村。

画像: RS F(写真右)と比較して、RS Eは明らかにフェース面が上を向く度合いが強い(=重心角が大きい)。ネック調節機能に要する重量マージンを“重心角を大きく”、“つかまり度合いをアップする”ための重量に費やしている。

RS F(写真右)と比較して、RS Eは明らかにフェース面が上を向く度合いが強い(=重心角が大きい)。ネック調節機能に要する重量マージンを“重心角を大きく”、“つかまり度合いをアップする”ための重量に費やしている。

「性能的にはすごくつかまりますが、構えて違和感があるようなフックフェースではなく、『RS』や『RS F』と共通する構えやすさがあります。ソールのデザインも『RS』、『RS F』のものを踏襲していてスタイリッシュ。こういうところは、シニア向け、初心者向けのドライバーとは一線を画していますね」(中村)

たとえるならばドアが4枚あるスポーツカーといったところか。4ドアであることで扱いやすく、ファミリー層にもやさしいなど、用途が広がる一方で、しっかり踏めばしっかり応えてくれる運動性能も兼ね備えている。

最適なターゲット層は、ズバリ「飛距離を求めるスライサー」。この抜群のつかまり性能が、飛距離面でも方向性でもスライサーにとって大きな助けとなることは間違いなく、ドライバーを打つ喜びを増大させてくれるだろう。とくに、300グラムを超える重量があることから、パワーはあるがパワーがあるがゆえにミスしたときの怪我も大きいというアベレージゴルファーにとって、強力な武器となるだろう。

この「RS E」と、さらに軽量でスピーディに振りやすい「RS RED」が登場したことで、「RS」シリーズは全4モデルが出そろい、誰もが「ギリギリ」の反発を手に入れることができるようになった。これを機に、自分に合う「ギリギリ」を見つけてみてはいかがだろうか。

This article is a sponsored article by
''.