1998年生まれ、愛媛県出身の河本結(かわもと・ゆい)。昨年はステップアップツアー年間4勝で同ツアーの賞金女王に。レギュラーツアー本格参戦の今季、開幕4戦目のアクサレディスでプロ初優勝を飾った。そんな彼女の選ぶ14本のクラブとは?

思い立ったら即実行! パターを替えることにまったく不安はなかった

3月のアクサレディスでツアー初優勝を飾った河本結。試合直前までパターを新しいものに替えるかどうかを迷っていたが、開幕時とは違うタイプを投入。その結果、見事優勝を手繰り寄せた。河本は、パターを替えることにまったく不安はなかったと言い切る。

「普段は順手で握っているんですが、パッティングのスコアを少しでも上げたいと考えた結果、スタイルも変えてみようと。それで新しくグリップを極太、握りもクロスハンドにしたんです。パター自体のフィーリングはよかったんですが、順手とクロスハンドでは握る感覚が変わるので、それだけが心配でした」

画像: 開幕時はオーワークス#7sを使用。しかし優勝時はトゥーロンパターアトランタに極太グリップのフラットキャットを差し、握り方もクロスハンドに変えた

開幕時はオーワークス#7sを使用。しかし優勝時はトゥーロンパターアトランタに極太グリップのフラットキャットを差し、握り方もクロスハンドに変えた

最終的にキャディをした弟の意見も参考にして、初日から投入する決断をし、奏功した。また、ドライバーもローグからエピックフラッシュサブゼロに。

「飛距離は20ヤード伸びたのですが、自分のスウィングの状態があまりよくなく、球が吹き上がる感じのときもありました。それでローグに戻したこともあったので、今後も自分の状態に合わせ、ドライバーは替えていくと思います」

ひとつのことに固執するのではなく、その時の状態に合わせて柔軟に対応する。若さゆえの決断力なのかもしれないが、それを躊躇せず即実行できるところに河本の強さの秘訣がある。

さらに詳細は、週刊ゴルフダイジェスト5/28号「pro's spec」をチェック!

撮影/大澤進二

画像: ※上記写真は、ダイキンオーキッド練習日のセッティング

※上記写真は、ダイキンオーキッド練習日のセッティング

【河本結の14本】
1W:キャロウェイ エピック フラッシュ サブゼロ(8.5度、スピーダー569 エボリューションⅣ)
3W・5W:キャロウェイ ローグスター(15度・18度、スピーダー569エボリューションⅣ)
4UT:キャロウェイ XR ユーティリティー(22度、MCH70)
5I~PW:キャロウェイ X フォージド アイアン(N.Sプロ 850GH)
AW・SW:マックダディ フォージド ウェッジ(48・52・58度、N.Sプロ 950GH)
PUTTER:オデッセイ トゥーロンパター アトランタ(写真はオーワークス #7s)

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