シャフト選びのひとつの基準にR、SR、Sなどがあるが、自分はヘッドスピードがこれくらいだからSだな、なんて適当な理由でシャフトを決めてはいないだろうか。表示されたフレックスだけではもはや計りきれないほどシャフトの進化がすごいと話すのは業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。さっそく話を聞いた。

みなさん、こんにちは。ギアオタク店長の小倉です。じめじめと嫌な梅雨が明ければ暑い夏がやってきますが、この時期にちらほらと流れてくるのが今年の新作シャフトの情報です。私もいくつかの新作シャフトの試打会にお邪魔させて頂き、勉強させて頂いております。

画像: シャフトの進化により選択肢も増えている!(撮影/有原裕晶)

シャフトの進化により選択肢も増えている!(撮影/有原裕晶)

ここ2、3年のシャフト事情で個人的に気になっているのが軽量帯のバリエーションの充実と柔らかめのフレックスの進化具合です。昔は製造技術の関係もあり、軽い=柔らかい→パワーがない人向け、重い=硬い→パワーがある人向け、といったモデルがほとんどでしたが、最近のシャフトは製造技術の向上、そしてシャフトを選ぶということが一般化しつつあることもあり、ターゲットとなるゴルファーのタイプによって様々なタイプのシャフトが市販されるようになりました。

ドライバー用シャフトに限れば、軽量と言われる40g台以下のシャフトにもしなやかにしなるRフレックスのモデルから、シャキッとしたXフレックスモデルまで用意するモデルも増え、その重量に適したゴルファーの選択肢が増えたのはもちろん、飛距離に特化した長尺モデルなど、よりひとつの性能に特化したクラブも作りやすくなりました。

私がとくに進化を感じるのが柔らかめのフレックスの振り心地、挙動です。シャフトのフレックスの違いは決まった基準がないため、Rでもブランドやモデルによってしなる量はまちまちですが、昔のシャフトのようにしなり量が多いからといってコシがないというか、つぶれすぎてしまうシャフトがほとんどなくなりました。

画像: 自分に一番合ったシャフトを選ぶのが上達への近道だ(撮影/有原裕晶)

自分に一番合ったシャフトを選ぶのが上達への近道だ(撮影/有原裕晶)

しなりが大きいと、タイミングが取りやすくなり、ヘッドを加速させやすくなるので大きな飛距離を期待できます。ミスしたときの曲がり幅が大きくなりやすいといったデメリットもありますが、最近の高性能化によりこのデメリットもだいぶ軽減されているように感じます。

次にドライバーのリシャフトや買い替えを予定しているなら是非普段のワンランク下のフレックスも試してみてください。重量別にそれぞれフレックスが多様に用意されているのですから、もうシャフトのフレックスはパワーだけで選ぶ時代ではないと言い切って良いと個人的には思います!

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