先週のPGAツアー「3Mオープン」を制したマシュー・ウルフは、話題のコーチ“GG”ことジョージ・ガンカスの教え子。実はこのGG、3Mオープンの会場でゴルフスウィングコンサルタント・吉田洋一郎に“ウルフが勝つために必要なこと”を語ってくれていた。その中身とは……意外やメンタルに関わるものだった。

GGはウルフのメンタルもサポートしていた

「彼はスウィングはとにかくいい。なにかを変える必要はないから、僕の仕事は調子を整えてあげるだけ。スキルとしてはいい状態なんだ。だから、勝つために必要なのはメンタルサイド。中でも、大事なことは3つあるんだよ」

画像: 3Mオープンの練習日、ウルフ(左)のスウィングを見守るガンカス(右)

3Mオープンの練習日、ウルフ(左)のスウィングを見守るガンカス(右)

ウルフが勝つことになる3Mオープンの練習日、GGはこう語ってくれました。私自身、GG=スウィングティーチャーと思っていましたが、ウルフ自身も「メンタルサイドのサポートも受けている」と語る通り、選手のメンタル面もサポートしているようです。

GGが語る勝つために必要な3つのこと。それはなにかと問うと、彼はこう答えてくれました。

「ひとつ目は我慢強さ。プロ1年目でだし、いろいろと我慢しなくちゃいけないシチューションはあるだろうから、まずは我慢強さをしっかり持つこと。ふたつ目は期待しないこと。学生時代成功したからって、そのまま上手くいくと思わないこと。そして、いい球を打ちたい、いいスコアを出したいという期待をしないことだね」

この“期待しないこと”というのはアマチュアゴルファーにとってもいいアドバイスです。バーディをとる、とか、ピンそばにつけるというのはショットやパットの結果であって、いわば未来のこと。未来のことはコントロールできないので、目の前のことにフォーカスすべきという意見には心から同意できます。

そして、GGは大事なことの3つ目として、「外的要因を受け入れること」だと教えてくれました。

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