上級者やプロは操作性の高いクラブを駆使して攻めるのが当たり前。そんなイメージがあるかもしれないが、ここ数年そんな上級者やプロがクラブに求めるものに大きな変化が見られており、初心者や中級者だからって今現在売られている「操作性の高いクラブ」は使えない訳ではなくなってきている。そう話すのは業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。一体どういうことなのか。

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。突然ですが、みなさんは操作しやすいドライバーと、曲がりにくいドライバーどちらが欲しいですか? この質問、実際に色々な方にしているのですが、腕前に関係なくかなりの確率で曲がりにくいドライバーが欲しいという答えが返ってきます。

ドライバーはもっとも距離が出るクラブであり、ミスをすれば大怪我になりやすいですから当然といえば当然でしょうか。実際に現代の売れ筋となっているドライバーは、直進性の高さ、つまり曲がりにくさが売りのモデルが軒並み上位にランクインされています。

画像: 1999年発売のミズノプロ300Sと現行モデルのミズノプロ モデルE。そのサイズの違いは明らかで、プロモデルも「曲がらない」方向へと進化し続けている

1999年発売のミズノプロ300Sと現行モデルのミズノプロ モデルE。そのサイズの違いは明らかで、プロモデルも「曲がらない」方向へと進化し続けている

ひと昔前は、上級者向けと初中級者向けのモデルの差がはっきり分かれていました。上級者やプロはヘッドを緻密にコントロールし、インパクトで打点を調整することで効率良い弾道を生み出し距離を稼いでいました。そのためには操作性の良いクラブが必要だったんです。

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