女子海外メジャー・エビアン選手権で日本勢最上位となる37位の成績を残し、見事ローアマ(アマチュア選手最上位)となった安田祐香。世界の舞台で輝きを放つ安田の今を、ツアー取材歴20年のゴルフエディター・大泉英子が語る。

黄金世代よりさらに2つ下の2000年生まれ

日本女子プロゴルフ界は、原英莉花、渋野日向子、小祝さくらなど20歳前後の“黄金世代”と呼ばれる若手女子プロたちが毎週のように優勝争いを繰り広げているが、その次世代に“ミレニアム世代”とも“プラチナ世代”とも呼ばれる女子のトップアマたちがいるのをご存知だろうか。

日本のナショナルチームのエースであり、今年の4月、アジア・太平洋女子アマチュア選手権で優勝した安田祐香は、その中でも筆頭格だ。

画像: エビアン選手権で37位となり、ローアマに輝いた安田祐香(写真は2018年の大東建託・いい部屋ネットレディス 撮影/大澤進二)

エビアン選手権で37位となり、ローアマに輝いた安田祐香(写真は2018年の大東建託・いい部屋ネットレディス 撮影/大澤進二)

その安田が、今度は海外女子メジャーでその名を世界に知らしめた。第5のメジャー、エビアン選手権で、スイス人アマチュア、アルベイン・バレンズエラと並んでアマチュア最上位(ローアマ)に輝いたのだ。

「自信になる。ローアマを獲れるとは思わなかったけどうれしい」

エビアン選手権には日本人選手が計6名が出場していたが、畑岡奈紗、比嘉真美子、上原彩子らは予選落ち。横峯さくら、鈴木愛は予選通過を果たしたものの、オーバーパーのスコアに終わった。そんな中、安田は初日から日本人最上位をキープしたまま、イーブンパーの37位タイでホールアウト。

4月のアジア女子アマに優勝した際は2位の実力者アタヤ・ティティクルと8打差をつけて圧勝していたが、海外メジャーの大舞台でもショットの精度の高さを見せ、彼女らしい安定感のあるプレーが光った。

「飛ぶ選手もいるけど、そんなにおいていかれることはなかった。ショットが武器なので、それで戦えた」

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