ゴルフにはわかりにくい“専門用語”が多くある。スウィング中の手首の状態を示す“コック”という言葉もそのひとつだろう。コックとはなんのことか、わかりやすく解説。

アーリーコックとレートコックがある

テークバックの過程で、手首を曲げることを「コック」という。

コックのタイミングに注目すると、スウィングのタイプを2つに分類することができる。スウィングのスタートから積極的にコックを使う「アーリーコック」のスウィングと、テークバックの後半までできるだけコックを抑えて上げていく「レートコック」のスウィングである。

アベレージゴルファーは、手首を使いすぎている(それにより体のターンがおろそかになっている)ことが多いので、一般的にはレートコックのスウィングが推奨される。ただし、レートコックは、コックするタイミングを遅くする(それによって上体のねん転を促す)というだけで、手首を「まったく曲げずに打つ」ということではない。

画像: コックを早めに入れるイ・ボミ(左)とノーコック気味にスウィングするブライソン・デシャンボー(右)

コックを早めに入れるイ・ボミ(左)とノーコック気味にスウィングするブライソン・デシャンボー(右)

ちなみに、コックは左手首を甲側と手のひら側のどちらに曲げるかでも2種類に分けられる。一般的に、甲側に曲げると、トップでフェースが開くのでスライスになりやすい(スライスが打ちやすい)。逆に、手のひら側に曲げるのは、トップでフェースが閉じるのでフックになりやすい(フックが打ちやすい)。

(ゴルフダイジェストTVより)

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