タイトリストがスコアアップ性能にこだわったというアイアン「T100」「T200」「T300」が発表された。APシリーズの後継とも言われる今作、バックフェースになにか仕掛けがありそうだが……? それぞれどんな特徴があるのか、一足早く見てみよう。

スコアアップに求められるアイアンの性能「3D」とはなにか

ほとんどのゴルファーの場合、アイアンの買い替えサイクルは長い。飛距離や直進性といった性能をストレートに求めるドライバーに比べると、多くのゴルファーにとっては、買い替えてまでアイアンに求めるものが乏しいのかもしれない。

その中で、例外的に人気となっているのが、いわゆる激飛び系のアイアンだ。7番アイアンでロフト角が30度未満というストロングロフトに加え、様々なテクノロジーを盛り込んで、大きな飛距離と高い弾道を実現している。激飛び系アイアンにすれば、同じ番手でも明らかな飛距離の優位性を感じられる。違いが体感しやすいからこそ、人気が集中しているわけだ。

しかし、アイアンに求められる性能は飛距離だけだろうか。構えたときの顔やソールの抜けも大切だし、打感や打音にこだわる人もいるだろう。しかし、なんといってもアイアンはスコアを作るためのクラブだ。飛距離は重要だが、本来は正確性、そしてコントロール性が求められるのではないだろうか。

画像: 「Distance(飛距離)」、「Dispersion(バラつき)」、「Descent(落下角度)」。3つのDを高いパフォーマンスで実現したのがTシリーズアイアンだ

「Distance(飛距離)」、「Dispersion(バラつき)」、「Descent(落下角度)」。3つのDを高いパフォーマンスで実現したのがTシリーズアイアンだ

激飛び系アイアンがもてはやされるなか、アイアンに求められる性能は飛距離だけではない、と改めて提案するのが発表されたばかりのタイトリスト「Tシリーズ」アイアンだ。ゴルフというスポーツをより深く理解し、スコアアップのための機能を追求してきたタイトリストだけに、アイアンにとって本当に必要なスコアメイク力を備えている。

そのキーワードは、“3D”。

すなわち、「Distance(飛距離)」、「Dispersion(バラつき)」、「Descent(落下角度)」の3つの“D”だ。飛距離性能はもちろんだが、横方向のブレ、そして縦方向の距離感のミスを減らし、十分な高さとキャリーで狙った距離を打つ。

「スコアアップ」を担うのはアイアンという考えのもと、卓越した安定性をもたらすのが、この「3D フォーカスエレメントパフォーマンス」というアプローチだ。「Tシリーズ」の3モデル全てが、このコンセプトのもと作られている。

自分好みのサイズ感で選べる3モデル

これまでのタイトリストには人気モデルの「AP2」を中心とした「AP」シリーズアイアンがあった。当然、そのAPシリーズのニューモデルが出るだろうと思っていたところから、タイトリストはブランドを一新、「Tシリーズ」を送り出してきた。そこからは、タイトリストの並々ならぬ覚悟と自信を感じる。

そのTシリーズのラインナップは「T100」、「T200」、「T300」の3機種からなる。

画像: T100はツアーモデルらしいシャープな見た目のマッスルバック

T100はツアーモデルらしいシャープな見た目のマッスルバック

「T100」は、もっとも小ぶりなヘッドで、軟鉄鍛造の手応えとイメージした弾道を打ち分けたいショットコントロールが特徴。すでにジョーダン・スピースが試合に投入しているツアー系アイアンだ。

画像: T200は新技術「マックスインパクトテクノロジー」が採用されている。T100より一回り大きいが、バックフェースの厚みもなくツアーアイアンらしい面影を残している

T200は新技術「マックスインパクトテクノロジー」が採用されている。T100より一回り大きいが、バックフェースの厚みもなくツアーアイアンらしい面影を残している

「T200」は、ツアーアイアン伝統のプロファイルを踏襲しながら、新たに生まれた「マックスインパクトテクノロジー」を採用。フェースの広い範囲でボールスピードの最大化するこのテクノロジーが、飛距離と高い許容性を生み出している。「T100」よりも一回り大きく、幅広いゴルファーが愛用できそうなディスタンスアイアンだ。

画像: バックフェースにあるネジのような機構が「マックスインパクトテクノロジー」。これによって飛距離アップとミスヒットへの寛容性が増している

バックフェースにあるネジのような機構が「マックスインパクトテクノロジー」。これによって飛距離アップとミスヒットへの寛容性が増している

「T300」は3機種でもっとも大きく、飛距離性能ももっとも高い。こちらも「マックスインパクトテクノロジー」を採用し、高い打ち出し角と方向安定性、そしてフェースの広範囲で速いボールスピードを実現している。

画像: T300はやさしく飛ばせるモデル。T200と同じく「マックスインパクトテクノロジー」を採用している

T300はやさしく飛ばせるモデル。T200と同じく「マックスインパクトテクノロジー」を採用している

どのモデルも弾道許容性が高く、スコアアップに即結びつきそうな性能を実現しているが、アイアンとしての性能を高いレベルで満たしながら、同時に飛距離の追求を行っているのも「Tシリーズ」の特徴のひとつだと言えるだろう。

モデルだが、T300は飛び系に分類していいモデルだが、「Distance=飛距離」だけでなく、「Dispersion=バラつき」、「Descent=落下角度」にまでこだわり抜かれているのが“ほかとは違う”要素。

飛ぶだけならロフトを立ててクラブを長くすればいいだけの話だが、ミスヒットしてもその幅を最小限に抑え、グリーンに落ちたときにしっかりと止まるだけの落下角度を確保しようと思えば、長年培ったテクノロジーと、アイアン作りのノウハウがなければ話にならない。

モデルに応じてちょうど良く飛んでくれ、ミスに強く、グリーンに止められる。その3Dこそが、タイトリストならではの、スコアが良くなるアイアンの正体。飛距離一辺倒になっているアイアン市場に対する、“スコアリング”にこだわり続けてきたタイトリストからの回答とも言えるかもしれない。

画像: T300はキャビティバック。「マックスインパクトテクノロジー」も採用されていて、よりミスに強そうだ

T300はキャビティバック。「マックスインパクトテクノロジー」も採用されていて、よりミスに強そうだ

そして、3つの異なったヘッドサイズから、構えやすく安心感が湧き、操作しやすいモデルを選ぶことができる。この選択肢の多さもTシリーズアイアンの強みだろう。

飛距離はもちろん、打感、抜けの良さといった要素だけでなく、本当にスコアアップを実現するパフォーマンスを持った「Tシリーズ」。ゴルフに伸び悩みのゴルファーに、この3機種を試してもらいたい。最新ドライバーや激飛び系アイアンに飛びつくよりも、スコアに対する貢献度は高い……かもしれない。

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