渋野日向子の使用ドライバー「G410プラス」が人気だ。もともと売れ筋モデルだったところに渋野の優勝により人気が爆発。今や納品に数週間待ちという状況だという。このG410プラスはどんなクラブで、どんな人に合うのか、メーカーであるピン契約プロの中井学に教えてもらった。

スライサー、フッカー、両方にオススメできる

渋野日向子さんの優勝で、ピンのG410プラスが売れているようです。先日たまたまピンの本社を訪ねる機会がありましたが、工場はフル稼働。それでも数週間待ちという状況になっていると聞きます。私の元にも友人たちから「買いたい」という連絡が複数寄せられ、契約プロとしては大変ありがたい状況となっています。

他メーカーの注目クラブとG410プラスを比較して、どれを買うか迷っていたゴルファーのみなさんが、渋野さんの優勝で一斉に「G410プラスに決めた!」となったのでは、というのが私の仮説ですが、このクラブは実際に多くのゴルファーにオススメできます。

画像: 渋野日向子はG410プラスドライバーを使用している(写真は2019年のサマンサタバサレディス 撮影/有原裕晶)

渋野日向子はG410プラスドライバーを使用している(写真は2019年のサマンサタバサレディス 撮影/有原裕晶)

ピンには、看板プロが2名います。一人がマスターズ王者のバッバ・ワトソン。もう一人が、全英オープン王者のルイ・ウーストハイゼンです。実はこの二人、バッバはフェードヒッター、ウーストハイゼンはドローヒッターと、球筋が真逆なんです。

画像: ルイ(左)とバッバ(右)、球筋は真逆だが二人とも使用ドライバーはG410プラスだ(撮影/姉崎正)

ルイ(左)とバッバ(右)、球筋は真逆だが二人とも使用ドライバーはG410プラスだ(撮影/姉崎正)

球筋が異なる2人の要求を同時に満たす。その結果、スライサーでもフッカーでも使えるクラブになっています。また、ピンはそもそものコンセプトが他メーカーと異なり、アマチュアでも使えるプロモデルではなく、プロが使えるアマチュアモデルを作るメーカー。

重心が深く、低く、慣性モーメントが大きいのに、つかまりも悪くない。そのことにより、プロ・アマ、フッカー・スライサー、誰でも使えるクラブになっている。それが、G410プラスを「多くのゴルファーにオススメできる」といった根拠です。

さて、スマイルシンデレラの活躍をみてこのクラブを買いたいと思っている方の中には、渋野さんと同じスペックが気になるという人もいるのではないでしょうか。彼女は、G410プラスに、フジクラの「スピーダーエボリューション6 569」の、硬さSRのシャフトを合わせています。

画像: 渋野日向子はロフト角10.5度のG410プラスにスピーダーエボリューション5 569のSRシャフトを挿している(撮影/大澤進二)

渋野日向子はロフト角10.5度のG410プラスにスピーダーエボリューション5 569のSRシャフトを挿している(撮影/大澤進二)

これは、彼女にとってはややアンダースペックとも言えるスペックです。長いシーズンを戦い、調子がいいときも悪いときも使用することを前提に、「マックスで振ったときに最高の結果が出る」スペックをあえて選んでいないという印象を私は受けます。

で、それがちょうど一般のアマチュアゴルファーにピッタリなのではと感じます。渋野さんのヘッドスピードは42m/s前後と、一般男性ゴルファーと同程度。長いシーズンとかではなくて、月に一度のゴルフで14回のティショットにすべてを賭けてフルスウィング、といったときにビタッとハマる可能性があると思います。本当はマン振りせずに狙ったところにボールを運ぶゴルフをしてもらいたいですが、野暮をいうのはやめます(笑)。

ちなみに、G410には渋野さんが使うG410プラスに加え、つかまりのいいG410SFT、スピンの少ないG410LSTという別モデルも存在します。私はG410LSTを使用していますが、こちらも非常にいいクラブなので、興味がある方はぜひ試してみてください。もしかしたらG410プラスよりも早く手に入るかもしれませんので……。

※2019年8月20日22時47分内容を修正しました

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