飛ばない夏の深いラフからでもしっかり距離を稼ぎたい!しかし、欲を出してユーティリティを使った結果、ボールは低く打ち出てザザザザザッ……。そんな苦い夏の思い出を払拭すべく、ゴルフ大好き美女・鈴木憲子が人気レッスンプロ長岡良実に夏ラフからユーティリティで飛距離を稼ぐコツを教えてもらった。

フェースの向きと軌道を変えるのが高い球を打つコツ

長岡:最近僕の生徒から「夏のラフから上手く打てない」って相談されることが多いんですが、憲子さんは夏のラフから上手く打てますか?

憲子:全然上手く打てないです! しかも距離を稼ごうと思ってユーティリティを使った結果ボールが低く打ち出てゴロゴロゴロ~って。アイアンでいっとけば良かったって何度思ったことか……。

長岡:でも距離があるときはやっぱりユーティリティで打ちたいですよね。そしたら、夏のラフからユーティリティでしっかり飛ばす構え方やコツを教えていきたいと思います。

憲子:お願いしま~す。

長岡:まずターゲットに向かって構えてもらってもいいですか?

(憲子、深いラフを想定した練習用マットにボールを置き、構える)

憲子:よし、打つぞ~って、こんな感じです。

画像: 夏のラフから打つときの普段の憲子のアドレス。フェースもアドレスの向きもターゲットに向かって真っすぐだ。

夏のラフから打つときの普段の憲子のアドレス。フェースもアドレスの向きもターゲットに向かって真っすぐだ。

長岡:ターゲットに対して全部平行に構えている感じですよね。実は、これがダメなんです。夏の強いラフの場合は、普段通りに構えて打つと、クラブフェースがボールの手前からラフに引っ掛かり、フェースがかぶった状態で当たりやすいんです。フェースがかぶるとロフトはすごく立った状態になってしまうので、ボールの打ち出しが低くなってしまいます。これがアマチュアに多いミスショットの大きな原因です。

憲子:そしたらどうやって構えればいいのかしら。

長岡:実は、ラフって軌道に対してフェースを開いていると抵抗をあまり受けずに振り抜けるんです。でもクラブのフェースを開くだけだと右に打ち出てしまうのでこれは間違い。フェースはターゲットにまっすぐ向けたままスタンスをオープンに構えてスタンス沿いにクラブを振り抜いていくのが正解です。だから目標に対しては若干アウトサイドインの軌道になります。

画像: フェースはターゲットに対してまっすぐ向けたまま、オープンに構える

フェースはターゲットに対してまっすぐ向けたまま、オープンに構える

憲子:スタンスに対してはフェースは開いているけど、ターゲットに対してはフェースは真っすぐってことですね。

長岡:そう。こうやって打つと軌道に対してフェースは開いているのでラフの抵抗に比較的絡まらずに抜けやすい。ラフに絡まらないのでボールもロフト通りに当たりやすく、打ち出しも高くなり、すぐにラフから脱出できます。

憲子:そうだったんですね。

長岡:この打ち方はボールと自分との位置関係もかなり重要です。ボールとの距離が通常のアドレスのときと変わらないように、ただスタンスをオープンにするのではなく、通常のアドレス位置からボールとの距離を保ったまま右に回り込むようにしてください。

憲子:この練習用のマットで振っててもかなり抜けやすい感じがします!

長岡:これはユーティリティだけじゃなくてアイアンを使う場合でも同じですので、強いラフにつかまったと思ったら是非試してみてくださいね。

憲子:いつもあの黄ニラみたいなラフに力負けして悔しい思いをしていたので、ラフが元気なうちにリベンジしてやります!

協力:バロンゴルフ幕張クラブ

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