フェアウェイウッドは難しいので敬遠し、ユーティリティを入れているという人は少なくないが、フェアウェイウッドの中でも7番から下のショートウッドはアベレージゴルファーこそ使うべきクラブだと話すのは業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。その理由を聞いてみた。

ユーティリティより大きい分、ボールを高く上げやすい

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。今日はアベレージゴルファーの強い味方、ショートウッドのお話をしたいと思います。最近は飛距離が同じぐらいに設定されているウッド型ユーティリティが市場に浸透し、若干影の薄いショートウッドですが、実はその特徴を理解して使うととても結果の出しやすいクラブなんです。

ショートウッドの定義は明確なものはありませんが、一般的には7番から下、ロフトでいうと20度以上のフェアウェイウッドを指します。現在、ショートウッドをラインナップしているブランドを見るとほぼアベレージ向けのブランドにしかラインナップされていません。

これはショートウッドの特性がアスリートやパワーのある上級者のニーズに当てはまらず、使用する方が少ないから。その半面、女子プロやシニアのアスリートには一定の人気を誇っています。そんなショートウッドはどんな特性を持っているかをお話していきますね。

画像: ウッド型ユーティリティよりも奥行きがあり、芝から直接打つのを考慮してヘッドの抜けが良いショートウッド

ウッド型ユーティリティよりも奥行きがあり、芝から直接打つのを考慮してヘッドの抜けが良いショートウッド

ショートウッドは、当たり前ですがロフトが多く設定されたフェアウェイウッドです。芝から直接ボールを打つことが多いためヘッドの抜けを考慮し、ドライバーや他のフェアウェイウッドよりもサイズは小ぶりですが、ちゃんとウッドの形をしていてウッド型ユーティリティなどよりも奥行きがあります。

奥行きがあれば、それだけ重心を深く設計しやすくなるため、同じロフトのウッド型ユーティリティやアイアンと比べてボールの打出し角は稼ぎやすくなります。さらに重心が深いと打点のミスにも強くしやすいという特性もあるので、多少ミスしても安定してキャリーが出せるクラブと言うことができます。

This article is a sponsored article by
''.