ひとことでシニアと言ってもプロゴルファーのくくりで言えば50歳からもうシニア扱いだ。まだまだパワーや技術に長けた選手が多いシニアツアーだが、そんなシニアツアーの中でもナンバーワンの来場者数を誇るのが裾野カンツリー倶楽部で行われるファンケルクラシック。10年連続来場者数2万人超えを達成し、3日間大会ではレギュラーツアーも含め歴代トップの来場者であるファンケルクラシックには「四位一体」のホスピタリティが隠されていた。

3日間競技ではレギュラーツアーも含め歴代トップの来場者数

今年で19回目の開催となったシニアツアーの「ファンケルクラシック」。シニアツアーでは異例の来場者数を誇り、2018年開催大会ではトーナメントの観客動員数記録を更新する2万5214名が来場した。これはレギュラー、レディースツアーを合わせて3日間競技では歴代トップの来場者数である。

画像: 最後まで戦いの行方を見守る多くの来場者たち

最後まで戦いの行方を見守る多くの来場者たち

8月23日~25日に行われた2019年大会は22,157名の来場者を記録。これで10年連続となる来場者2万超えを達成した。最終日、P・マークセン、田村尚之、ソク・ジョンユルの3人が9アンダーで三つ巴のプレーオフに突入し、2ホール目でソク・ジョンユルが脱落、3ホール目で田村尚之はパー、マークセンはバーディを奪い大会連覇を達成した。その白熱した試合は来場者を大いに盛り上げた。

そんなファンケルクラシックが毎年大盛況の秘密を取材すると他の大会では見られないような驚きの連続だった。通常のトーナメントでは、クラブハウスの周辺は選手の出入り口があり規制ロープが張られたりして物々しい雰囲気だが、この試合は違う。ゴルフ場の中心のこの場所に、ファンケルのブースがずらりと並んでいるのだ。

健康チェックコーナーでは、指先の血流を顕微鏡でチェックし、健康の悩みについて専門カウンセラーからアドバイスを受けることができる。また、ドリンクコーナーでは無料でファンケル商品を楽しむことができ長蛇の列が絶えなかった。

ファンケル商品販売コーナーでは、特別価格で同社の商品を購入でき「ゴルフもいいけどコレも目当て」というお母さん方や若い女性に人気で嬉しそうに表情をほころばせながら、多くの女性来場者が足を運んでいた。ファンケルといえば、健康食品以外にも女性に嬉しい「無添加化粧品」を多くラインナップしているので喜ぶ女性が多いのも納得だ。

画像: 親子三代で来ているゴルフファンも。それぞれが楽しめる工夫がされている大会だ

親子三代で来ているゴルフファンも。それぞれが楽しめる工夫がされている大会だ

さらに、ポニーや小動物とのふれあいコーナーなど子供たちが楽しめる「キッズパークエリア」も設置されており、来場者の多くが家族連れなのも特徴的。それぞれどの家族もファンケルクラシックを「夏の一大イベント」として捉えており、その背景には世代を超えたさまざまな来場者のすべてが「楽しかったね!」と思える工夫がなされていた。

三位一体ではなく“四位一体”で作り上げられた大会

同大会は、期間中400名を超えるファンケル従業員と、延べ600名のボランティアが地元・静岡を中心に参加し、大会を支えている。広報の富田さんは、ホスピタリティに満ち溢れたファンケルクラシックの雰囲気について、

「選手、ギャラリー、ボランティア、ファンケル従業員が『四位一体』となって作り上げている結果です」(広報・富田さん)

画像: 華やかな演出もあり、リピーターの来場者も多い

華やかな演出もあり、リピーターの来場者も多い

と力説する。長年この大会に参加し続け、大会の顔のひとりとなっている中嶋常幸プロも

「この試合は“フィールドファースト”というか、ギャラリーや選手、そしてこの会場にいる人達がいかに楽しめるかということを考えています。そういう意味では、シニアトーナメントの良きモデルになる試合じゃないかという気がしますね」(中嶋プロ)

と語った。毎年多くの来場者でにぎわい、多くの家族の「夏の一大イベント」として確立されているファンケルクラシック。来年2020年の記念すべき20回目大会はどのようなイベントが開催されるのか、今のうちから期待が膨らむ。

This article is a sponsored article by
''.