秋のゴルフシーズン到来を前に、新作モデルが相次いで発表されている。そんな新モデルについて、業界屈指のギアオタクでゴルフフィッター・小倉勇人がお勧めモデルをこっそり教えます。前回のドライバーに続き、今回はアイアンを紹介!

ともにPGAツアーのトッププロも使用

この秋のニューアイアンで、小倉がお勧めするのがテーラーメイドの「P790」とタイトリストの「620CB」アイアンだ。

画像: 操作性と寛容性を併せ持ったテーラーメードP790アイアン(左:写真はメーカーHP)とタイトリスト620CBアイアン(右:写真はメーカーHP)

操作性と寛容性を併せ持ったテーラーメードP790アイアン(左:写真はメーカーHP)とタイトリスト620CBアイアン(右:写真はメーカーHP)

ともにマッスルバック型のツアー系アイアンをベースにしながらも、P790は重さ14グラムのタングステンを内蔵させ、タイトリスト620CBは文字通りのキャビティバックデザインで、ツアーモデルの操作性や打感、フォルムの美しさを保ちつつも、高い寛容性を実現した「アマチュアでも、簡単に打つことができるアスリートモデルのアイアンと言えるでしょう」(小倉、以下同)というクラブ。

「米国PGAツアーで活躍するツアープロでも、最近はアイアンはできるだけ簡単にシンプルに打てるモデルを好む傾向があります。P790と620CBは、この流れを受けたアスリートモデルとして、ショットの操作性もあり、かつ比較的、楽に球をあげられ、番手毎の距離が計算しやすいモデルと言えるでしょう」(小倉氏)

620CBは、軟鉄鍛造製法ながら3I,4I以外の番手でトウ側に入っていたタングステンを取り除き、最適な振り抜きとキャビティアイアンとしての寛容性を両立させ、より番手毎のショットの正確性を向上させた。

一方で、テーラーメードP790はフェース厚を従来の1.75ミリから1.6ミリにとどめ、14グラムの新形状のタングステンを内蔵させて低重心化を実現しつつ、「SPEEDFOAM充填剤」も取り入れ、音や打感にもこだわった中空構造アイアン。

「2タイプのアイアンともに、それぞれの方法で重心位置を低くして高弾道を打ちやすくしたうえで、マッスルバッグ並の打感で高初速の打球を打てるところに魅力があります。さすがに初心者にも、というほど簡単ではないですが、ある程度、番手ごとに打ち分けられる技術があれば、アマチュアレベルでもアスリート並みのショットを比較的に簡単に放つことができる、操作性と寛容性の両方を併せ持ったアイアンと言えるのではないかと思います」(小倉氏)

アイアンショットの腕前に少しでも自信が出てきたゴルファーであれば、挑戦してみる価値は大いにある2本といえそうだ。

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