24時間ゴルフのことを考えている“ゴルフバカ”で、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオがレッスン記事で紹介されたドリルに挑戦! 今回は、週刊ゴルフダイジェストに掲載されていた女子プロたちのパット練習をマネしてみた。家でもできるのでスコアアップに直結か⁉

やってわかったプロの技。シビアな練習がパットイズマネーにつながる

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフっていうのは最終的ににパットが大事なわけで、いくら良いショットをしてもパットが入らなければスコアは作れません。250ヤードのドライバーショットも、50センチのパットも同じ一打ですからね。それだけ大事なパットなのですが、もしかしたら一番プロに近づけるかもしれないのもパットです。

普通のアマチュアがプロのように300ヤードのショットや、キュキュッとスピンがかかってピンに寄るアイアンショットやアプローチなんてのはなかなか打てないわけです。だけどパットには身体能力はあまり関係ないので、練習次第ではかなり上達する可能性があるわけです。

しかもですよ、パットってのは練習場に行かずとも、家でも練習できるわけですよ。こりゃやらない手はないじゃないですか。そこで気になってくるのがプロがどんな練習をやっているのか? ってこと。彼女たちのやっている練習を僕たちもやれば、少しはパットが上達するんじゃないかと思うわけです。

画像: 色々な女子プロが実際にやっているパット練習が載っていました! 自分に合うのはどれかな?

色々な女子プロが実際にやっているパット練習が載っていました! 自分に合うのはどれかな?

そこで、週刊ゴルフダイジェストの10/1号に「女子プロの“足元”に工夫あり!」という、女子プロたちがやっているパットのドリルを紹介しているページがあったので、その中から家でもできそうなものをいくつかやってみました!

まずは葭葉ルミプロがやっている「10円玉2枚重ね素振り」。これは10円玉を2枚重ねて置き、上の1枚だけが動くように素振りするという練習方法。これってめちゃくちゃ難しそうじゃないですか! だって10円玉の厚さって何ミリですか!(実際に計ってみると1.5ミリほど)

画像: 見てくださいこのシビアさ!

見てくださいこのシビアさ!

とりあえずやってみましたが、いきなり空振り……。しかし2回目には見事に成功! それから5回連続成功しました! かなり難しいと思ったけど、テークバックからフォローまで低く動かす意識だと意外とできました。インパクトの時に手首を使ってしまうような人には良い練習方法かもしれません。体幹を使って低くストロークする練習には良さそうです。

次にペ・ヒギョンプロがやっている「真っ直ぐストローク練習」。プロはボールの手前に目標方向と平行のスティックを置き、ボールの向こう側にティを刺して練習していましたが、パターマットではティを刺せないので、代わりになにか目印を置いてやるといいかもしれません。僕はボールを置いてみました。

画像: 打たないボールが置いてある場所には本来ティがささっています。僕はボールで代用

打たないボールが置いてある場所には本来ティがささっています。僕はボールで代用

この練習はテークバックからインパクトに意識を集中させて、1メートルのストロークを安定させるのが目的らしいです。1メートルのストロークが安定すれば、パット全体のストロークも安定するのだとか。だいたい1メートルくらい転がるテークバックの位置に目印としてボールを置き、そこまでテークバックしてから切り返してインパクトします。

ヘッドの軌道は手前に置いたスティックに沿うように真っすぐ動かしましょう。フォローもインパクトと同じ大きさになるような位置に目安として置いてみたのですが、これは僕のアレンジ。なるべく振り子のようにテークバックもフォローも同じ大きさに出来るようにってことで。

画像: 実際にやってみるとなかなかいい感じでした

実際にやってみるとなかなかいい感じでした

この練習はストロークの軌道も良くなりますが、ヘッドを動かす幅の目安があるので、アマチュアにありがちな「大きなテークバックでインパクトでゆるむ」というようなストロークの矯正に良さそうです。あとテンポも良くなりますね。「イチ・ニッ」っと声に出しながら打つといいテンポでパッティング出来るようになると思います。

最後にアン・ソンジュプロの「軌道チェック練習」。これはストロークの軌道が書かれたマットを使ってやられているようで、僕はそれを持っていないので、とりあえずスティックを置いてみました。そのスティックに沿うように振れば軌道のチェックは出来るわけですが、もうひとつアン・ソンジュプロが同時にやっているのが、ティを口にくわえてのパッティング。

これは頭が動かないための工夫です。渋野日向子プロは青木コーチから帽子のツバを動かさないようにと言われているようですが、このティを加えた練習方法も同じような効果ですね。インパクトからフォローまでティが常に下を向いたままの状態を保つことで、ヘッドアップや上体の左への突っ込みを防止することが出来るわけです。

画像: ティをくわえると少しの頭の動きも敏感に読み取れます

ティをくわえると少しの頭の動きも敏感に読み取れます

ずっとボールのあったところを見ておけばいいと思われるかもしれませんが、ボールに意識を持っていきすぎると、ボールに当てに行くインパクトになってしまったり、上半身が力みすぎたりするということが起こったりします。ですから、くわえたティが下を向いているという、ボールとは違うところに意識を持っていくくらいが丁度いいのではと思います。

このように女子プロ達のパット練習方法をいくつか試しましたが、どれも基本的なことを大切にしている練習方法でした。彼女たちはこういう基本的な練習を毎日何時間も練習しているんですよね。僕たちはなかなかそこまでの時間をパット練習に費やすことはできませんが、毎日少しずつでもやることで、確実にパッティングが上達するはずです。

軌道の確認や出球の方向を確認するような練習器具を使っているプロも多いようなので、とりあえずそういう物を買っちゃってモチベーションを上げるってのいうのもいい方法かもしれませんね~。

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