自宅にいる時間が長くなりがちな今だらこそ、じっくり読んでいただきたい「みんなのゴルフダイジェスト」の記事を厳選! 1日1本、“復刻版”として配信します。まずは、関東在住匿名5下シングル氏が教えてくれた「上手いゴルファーが実践している、セカンドショットのマネジメント法」をご紹介!

上手い人は「とりあえず乗せる」マネジメントを徹底している

90を切れないレベルの方に共通していることがあります。それは、グリーンを狙うショットで、例外なくピンを狙って打つことです。これではスコアはまとまりません。

上手い人のマネジメントは「とりあえず乗せる」が共通点。端っこに切ってあるピンを狙って、ピンが立っているサイド(ショートサイド)のラフやバンカーに外すのは論外。奥のピンを狙って打って奥に外すのも、大NG。そんなふうに考えます。詳細は省きますが、理由は簡単で「とりあえず乗せる」ほうがスコアが良くなることが骨身にしみているからです。

では、ピンを狙わないのであれば、どこを狙うかです。今回は、その基本的なところをまとめたいと思います。それはもちろん、距離によっても異なります。100ヤード未満であれば、基本的にはピンを狙っていっていいでしょう。

では、100ヤード以上ならどうでしょう。右に切られていれば、ワンピン左。左に切られていれば、ワンピン右。ショットに自信がなければ、ワンピンではなく2ピンにしてください。それが「左右」の基本的な考え方です。

続いて「前後」ですが、奥に切ってある場合、狙いはピンとグリーンセンターの中間地点。手前の場合は奥も手前もある程度OKなので、ピンの距離を打ちましょう。もちろん、前後左右すべて引っくるめて、つねにグリーンセンター狙いという考え方もアリです。大事なのは「とりあえず乗せる」ことですから。

画像: 画像A:匿名5下シングル氏が説く「懐中電灯マネジメント」の模式図。遠くにいくほど光の幅(=ショットのブレ幅)が広がるため、より安全に狙うようにすることを表している

画像A:匿名5下シングル氏が説く「懐中電灯マネジメント」の模式図。遠くにいくほど光の幅(=ショットのブレ幅)が広がるため、より安全に狙うようにすることを表している

たとえばピンが奥に切られた受けグリーンを想定しましょう。ピンを狙って奥に外して、たとえば次はエッジまで3ヤード、ピンまで8ヤードの左足下がりのアプローチが残ったとします。こんなの寄るわけないですよね。でも、ピン手前12メートルにオンならば、8割方、2パットで切り抜けられます。何度でも言いますが、「とりあえず乗せる」ほうがスコアは良くなるのです。

では、120ヤードなら? 150ヤードなら? 180ヤードなら? 私は、懐中電灯をイメージするといいと思います。懐中電灯は、基本的に遠くに行けば行くほど光の当たる範囲が広がりますよね。この光の幅が、ショットのブレ幅と考えてください。その幅がグリーンの範囲になるべく収まるように狙うのがコツです。当然、幅の広がる長い距離ほど、安全に狙うことになります。右にピンが切られているとして、100ヤードならピン狙い。150ならワンピン左。180ならグリーンセンターというように(画像A参照)。

ピンを狙うと、わずかなブレでグリーンを外してしまいます。練習場などで自分の光の幅を知り、コースでは自分の光の幅を意識して、グリーンに乗せられるとこを狙うということがとても大切です。

基本は、ピンが切られているのと反対側を狙い、「とりあえず乗せる」こと。「俺にはそんなショットの精度はないから」と思われるかもしれませんが、この考え方は100が切れないレベルから、パープレーを目指すレベルまで共通して恩恵を受けられる考え方。だまされたと思って、まずは一度実践してみてはいかがでしょうか。

(本記事は2019年9月30日に公開された記事の再掲載です)

画像: 癒し系女子プロ・蛭田みな美のラウンドを秋山真凜が生レポート!バーディなるか!? youtu.be

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