24時間ゴルフのことを考えている“ゴルフバカ”で、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオがレッスン記事で紹介されたドリルに挑戦! 今回は、週刊ゴルフダイジェストに掲載されていた「飛んで曲がらないドライバーショット」を手にいれる練習法をお試し!

「つまみグリップ」で無駄な力みが消える!?

みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕のゴルフは小技で拾っていくゴルフなのですが、それはパーオンしないから自然とそうなったって感じなんですね。アイアンはそんなに苦手ではないのですが、ドライバーがいまいちちゃんと打てないってのが悩みなんですよ。

飛距離が出ないのは昔からなので、ある程度はあきらめているのですが、飛ばない上に曲がったりするから困りもんなんです。飛ばなくてもフェアウェイに行っていれば、2打目でなんとかグリーン周りまで運んでパーを狙えるのですが、ティショットが林とか深いラフに入ってしまってはそれも難しくなるわけ。なので、とにかくドライバーを安定させたいんです!

週刊ゴルフダイジェストの10/15号に「オレの荒ぶるドライバーを鎮めてくれ!」という特集があって、お笑い芸人のアンタッチャブル柴田さんが安定したドライバーショットの打ち方を森守洋プロから習っているんです。柴田さんの悪いとこがかなり僕と近い部分があるので、これはきっと僕にも効果があるんじゃないかと思い、さっそく試してみることにしました!

画像: アンタッチャブルの柴田さんも相当なゴルフ好きのようです

アンタッチャブルの柴田さんも相当なゴルフ好きのようです

柴田さんの悪いところは2つ。インパクトで腰が伸びて上体が起き上がってしまうことと、インパクトで左が詰まってしまってヘッドがイン・トゥ・インの動きをせず、アウトサイドに抜けて行ってしまうところ。

これね、僕もほぼ同じような症状で悩んでいるんですよ。どうしてもインパクトで上体が起きて、手も浮いちゃって薄い当たりしか出ないし、上手くインサイドに振り抜いていけないからボールのつかまりも悪いんです。

画像: インパクトでどうしても上体が起きちゃう(写真中)。これを直したい!

インパクトでどうしても上体が起きちゃう(写真中)。これを直したい!

それを直すにはフラフープを腰に当てて体を少し前傾させ、その前傾を崩さないまま背骨を軸にしてフラフープが波打たないように上体を回転させるといいようです。なるほど~と思ったのですが、残念ながら僕に家にはフラフープがない! ってことで、もうひとつ書いてあった胸に手を当てて胸の面を左右に回転させる方法をやってみました。

胸の前で手をクロスさせて当て、前傾角度を崩さないように胸を右に回して、この位置でクラブを持てばハーフウェイバックの位置になり、胸を左に回して、この位置でクラブを持てばフォローの位置になります。

画像: 胸の前で手をクロスさせてカラダを回転させた時と同じ状態でクラブを握ります

胸の前で手をクロスさせてカラダを回転させた時と同じ状態でクラブを握ります

これは分かりやすい。フラフープのような器具もいらないし、家の中でも簡単にできるし。この時のクラブの位置がイン・トゥ・イン軌道ということになるんですね。これは毎日でもちょっとずつやって体に覚え込ませたい動きです。

画像: フォロー側も同じですね。これは動きをカラダに覚えさせるには良いと思います

フォロー側も同じですね。これは動きをカラダに覚えさせるには良いと思います

そしてもうひとつ、クラブってのは自然に動く方向に動かしてやるのが良いのですが、腕に力が入ってしまってその動きを邪魔してしまうと安定したショットは打てないんですな。

クラブの動きは体の回転によって生まれた振り子の動きに近づけてやれば、自然にイン・トゥ・イン軌道になるし、無理にフェースを返さなくても自然にフェースローテーションができて球もつかまるらしいんです。

そのためには腕の力を抜かないと駄目なのですが、そのために有効なのが「つまみグリップ」。クラブを下から支えて両手の親指だけを軽く乗せるようにグリップして、そのままのグリップでクラブを振ってみる。

画像: グリップをやさしく包むようなイメージです

グリップをやさしく包むようなイメージです

最初は腰から腰くらいの大きさでブラ~ンブラ~ンと振り子のイメージで振ってみて、それからスタンスも広げて少しずつ振り幅を大きくしていきます。胸も回して最終的にはフルスウィングまで。あくまでもグリップは「つまみグリップ」のままで、クラブヘッドの動きたいように動かしてやるイメージ。

最初はこんなユルユルのグリップで振れるのか? と思いましたが、振っているうちにとても気持ちよくクラブが動いている感じが分かってきました。全く力感はないんですが、クラブの動きに全く不自然なところがなく、自然と加速していくようなイメージもあるし、とてもきれいなプレーンで振れているような気がします。いかに今まで自分の腕が自然な振り子の動きを邪魔していたかってのがよく分かります。

画像: 振っているうちに気持ちよく振れるようになってきました!

振っているうちに気持ちよく振れるようになってきました!

「つまみグリップ」でスウィングをした後に、普通のグリップをして素振りをしてみましたが、腕の力が抜けたからなのか気持ちよくフィニッシュまで振り切れるようになりました。軽く振っているのになんだかヘッドスピードも上がっているような。後ろから写真を撮ってみると、インパクト時の前傾角がキープされて、腰の伸びが少なくなっています。フィニッシュの形も綺麗に収まっています。

画像: 最初の写真と見比べてみても、インパクト時の上体の起きは減っていると思いませんか?

最初の写真と見比べてみても、インパクト時の上体の起きは減っていると思いませんか?

この「つまみグリップ」の素振りですが、練習にはもちろん良いのですが、ラウンド中にも使えるとのこと。ティショットの前に「つまみグリップ」で振り子の動きをイメージしながらクラブをブランブランさせ、少しずつ振りを大きくして最後はフルスウィングして終わり。それからティショットを打つわけです。これはすぐにショットに効果が出そうなので、次のラウンドで早速試そうと思います。

分かってはいましたが、やはり腕に力が入ると駄目なんですね~。プロのように軽く振っているように見えて飛んでいるショットを目指したいもんですな。

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