ゴルフをしているとよく耳にする「ストローク」という言葉。なんとなくの意味はわかるけど、正確にはどんな意味なんだっけ? そんなゴルフビギナー向けに、ストロークという言葉の意味や、それにまつわるルールなどをサクッと紹介!

クラブをスウィングして球を打つのが「ストローク」

ストロークとは、英語で「打つ」「かく」「漕ぐ」といった意味を含む言葉。水泳で水をかくこと、ボートを漕ぐことなどもストロークと呼ぶが、ゴルフではボールを打つ際に使われる。

画像: スウィングして球を打つことを「ストローク」という(撮影/ 渡部義一)

スウィングして球を打つことを「ストローク」という(撮影/ 渡部義一)

具体的に、ゴルフのルールブックにはストロークについてこのように記載されている。

「ストロークはクラブヘッドで球を正しく打つことによって行う」

ストロークする(ボールを打つ)際は、スウィングを伴わなければならず、クラブとボールを密着させた状態からボールを押し出したり、ボールをかきよせたり、すくい上げたりはNGとなる。

ストロークにまつわるルールいろいろ

また、ストロークを行う場合はクラブをおなかに固定したり、クラブを握っている手などを胸に固定する“アンカリング”もルール違反だ。

画像: パターをおなかや胸などに固定するアンカリングは2016年に禁止された(撮影/矢田部裕)

パターをおなかや胸などに固定するアンカリングは2016年に禁止された(撮影/矢田部裕)

ストロークに関するルールはまだあり、たとえば、
・動いている球に対してストロークを行なってはならない(例外あり)
・プレーの線をまたいだり、踏みながらストロークを行なってはならない
などのルールがある。いずれも2打罰となるので、注意しよう。

ストロークプレーとマッチプレー

さて、ルールを離れてストロークという言葉が実際にどのように使われているかを見てみよう。プロツアーなどでよく耳にするのが「平均ストローク」という言葉。これは、1ラウンドあたりの平均ストローク数(打数)のこと。アマチュアならば100を切れたら立派といったところで、平均ストロークが90を切れたら十分上級者と言えるだろう。ちなみに、トッププロの場合、年間を通してタフなセッティングでプレーした上で、この数字が70を切ってくるからすごい。

画像: ラウンドするとほとんどのゴルファーがスコアカードに記入しているのは「ストローク数(打数)」。

ラウンドするとほとんどのゴルファーがスコアカードに記入しているのは「ストローク数(打数)」。

ちなみにこのストロークという言葉は、パターの場合に「今のはいいストロークでしたね」「正確なストロークの持ち主」といったように、ショットにおける“スウィング”の代替語としても使われている。

画像: ストロークという言葉は「パッティングストローク」というように、パットのスウィングという意味で使われることがよくある(撮影/岩村一男)

ストロークという言葉は「パッティングストローク」というように、パットのスウィングという意味で使われることがよくある(撮影/岩村一男)

また、テレビでよく見るトーナメント中継や、アマチュアゴルファーが一般的に行うプレーのことを「ストロークプレー」と呼ぶが、これは打数を競うプレーという意味合い。競技方式としては、ホールごとの打数を競い、より多くのホールを獲ったほうが勝ちとなるマッチプレーも有名だ。

いずれにしても、ストロークという言葉には「クラブをスウィングして球を打つこと」という意味があることを理解しておくと、迷わず済むだろう。

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