24時間ゴルフのことを考えている“ゴルフバカ”で、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオがレッスン記事で紹介されたドリルに挑戦! 今回は、ヘッドを走らせるためのルックアップ術! 早速やってみた。

ヘッドアップはダメだけどルックアップはOK! 正しい顔の上げ方を学ぼう

みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。週刊ゴルフダイジェストの11/26号をみていたところ「正しい顔の上げ方でヘッドがビュンビュン走り出す」ってのが巻頭特集になっていました。正しい顔の上げ方って……? 記事を読んでみると、ルックアップ打法をすすめる内容でした。

ルックアップ打法といえば、僕は一番にアニカ・ソレンスタムが頭に浮かびますが、あれは彼女にしかできないスウィングなんじゃないかってイメージです。だって最近あまりルックアップ打法のプロって見かけなくないですか? などと思っていたら、どうやら我らが松山英樹プロが練習でルックアップ打法を取り入れているというじゃないですか!

しかも今どきのスウィングやギアにもルックアップ打法はぴったりなのだとか! これは俄然興味が湧いてくるじゃないっですか! ってことで、さっそくルックアップ打法に挑戦してみました!

ルックアップ打法がいまどきスウィングやギアに合うというのはどういうことなのでしょうか? 最近のドライバーは大慣性モーメントで、フェースターンをさせずにボールをつかまえる打ち方が主流になっています。

そのためストロンググリップでシャットにフェースを使い、ボールを横から押し込むような打ち方が良いわけです。以前のように左の壁を意識して作ったりするよりも、ルックアップすることで体のターンをスムーズにするほうが最近のドライパーにはぴったりということなんですね。

松山プロはインパクトでかなり顔を残すタイプのスウィングなのですが、ルックアップのドリルをすることで体のターンをスムーズに行い、インパクトで手元が詰まり浮いてしまわないようにして、ヘッドを走らせることを意識しているようです。なるほどね~。

画像: ルックアップでスウィングするとスムーズに振れます

ルックアップでスウィングするとスムーズに振れます

さっそくルックアップ打法をでボールを打ってみましたが、見事にトップや引っ掛けばかり……。なかなか綺麗にインパクトできません。やはりインパクトを見ないで打つというのは難しいのかと思いながら、もう一度記事を読んでみると、どうやら僕の場合は「ルックアップ」ではなくて「ヘッドアップ」していたようです。ルックアップとヘッドアップ、あまり違いがなさそうですが何が違うんでしょうか?

インパクトのときに上体が伸び上がってしまうとヘッドアップになってしまうようです。ただ単にインパクトのときに目標方向を見ようとするだけでは上体が起き上がってしまい、前傾角度がキープできず、手元も浮いてしまいます。だからまともにボールに当たらないんですね。

画像: 左:ヘッドアップ 右:ルックアップ。ヘッドアップではダメです

左:ヘッドアップ 右:ルックアップ。ヘッドアップではダメです

正しいルックアップをするには、目線に注意することが大事だそうで、インパクト以降は両目の傾きが右目が下のまま、斜めに目標方向を見るような感じにすると上体が起き上がらずにすみます。これを意識して打つと、たしかに前傾角度がキープされて、手元が浮かずにボールを上手く打てるようになりました。

何球か打っていると、かなりいい感じで打てるようになったのですが、いまいちインパクトからフォローの振り抜きと言うか、球にパワーが伝わっていないような気がします。そこで、記事の中で中西直人プロが紹介している「お尻を突き出せばカンタンですよ」というのをやってみました。

中西プロによると、スムーズにルックアップするためには、切り返しからダウンにかけてお尻を後ろに突き出すように使うことが大事だとか。そうすることで、クラブを下ろしてくるスペースができるので、前傾角度が変わらずにスムーズに振り切れるそうです。

そのときにつま先に体重がかかると体が詰まってしまいヘッドアップになってしまうので、かかとに体重をかけるようにして振っていくことが大事みたいです。

画像: 上手くルックアップできない人はお尻を突き出してみましょう

上手くルックアップできない人はお尻を突き出してみましょう

かかと重心でダウンのときにお尻を後ろに突き出すようにしながらルックアップ打法をやってみたところ、たしかに手が低いところに降りてきて、前傾角度もキープできました! お尻で引っ張るようなイメージになり、かなりスムーズに振れて、なおかつフィニッシュまで気持ちよく振り切れます。ボールを打っても、お尻を後ろに突き出すイメージのほうが強い球が打てました。

画像: お尻を後方に突き出すように振ると前傾角がキープできる

お尻を後方に突き出すように振ると前傾角がキープできる

さすがにアニカみたいにラウンドでもルックアップ打法をやるというのは僕には無理ですが、練習に取り入れるとかは良さそうだし、ショットの前にルックアップ素振りをすれば、体がズムーズに回転するイメージが持てて、その後のショットも気持ちよく振れるような気がします。これはさっそく取り入れていこうと思いました。

最後に、ルックアップが向く人というのが載っていたので紹介します。

1.筋肉や関節が硬い人

2.フォローで左ひじが引ける人

3.利き目が右の人

僕はめっち体硬いし、フォローでも左ひじが引けがちです。利き目はどうやら左目のようなので、その部分はちょっと違いますが、2つが当てはまるので、ルックアップを取り入れてみる価値は十分にありそうです。

画像: 体硬いし、左ひじ引けるし……

体硬いし、左ひじ引けるし……

ある程度の歳になってきて、体が硬くなってくるとなかなか気持ちよく振り切れなくなってきますから、ちょっとでもそういう感覚のある人は一度試してみると良いと思いますよ。

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