「いつも同じスコアだよ」「中々ベストスコアが更新されない」と悩んでいるゴルファー必見。それはもしかしら無意識に自らスタッパーをかけているからかも……メンタルコーチがおすすめする「セルフイメージ」でワンランク上のゴルフをしよう!

「だいたい、どのコースを回っても92、3くらいに落ち着くんだよね」なんて風に、自分を定義していませんか?

この記事を読まれている方にも「今のゴルフの現状を変えたい」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。良いコーチに習い、練習も、ラウンドもしているけどスコアが上がらない。マンネリ化しがちの現状のゴルフを変えたい、スコアやスキルを変えていきたい! という方には今回の記事が参考になるかと思います。

結論から言いますと今回の記事では「自分はどんなレベルのゴルファーなのか」という自己への認識、つまり「セルフイメージ」を再定義していくということを紹介していきます。

私は〇〇レベルのゴルファーだ。これがあなたのセルフイメージになります。あなたにとって〇〇にはどのような言葉がふさわしいでしょうか? 少し考えてみてください。

たとえば、「私は100を切るかどうかのゴルファーだ」「私はスコア90台前半でまわるゴルファーだ」「私はシングルプレーヤーレベルだ」「私はアマチュアでトップレベルだ」「私はプロでも通用するゴルファーだ」

なぜ、このセルフイメージを変えていくことが現状のゴルフを変えることにつながるかというとセルフイメージは無意識レベルでの判断や行動、そして能力アップに影響するからです。

画像: 自分のセルフイメージを変えていくことでなにか上達のヒントが掴めるかもしれない(撮影/岡沢裕行)

自分のセルフイメージを変えていくことでなにか上達のヒントが掴めるかもしれない(撮影/岡沢裕行)

面白い研究を紹介します。オーストリアのザルツブルク大学の一般常識のテストを用いた研究です。前もって「優秀な大学教授である自分」のイメージを刷り込まれたグループはそうではないグループより、自分の知識への自信が上昇したとのこと。結果、集中力が高まり、一般常識のテスト結果が良くなったのです。その後に一流アスリートのイメージを刷り込まれた被験者は運動テストの成績があがったというのです。

つまり、自分のことをどう認識しているかで、集中力や自信、さらに能力は高くもなり、低くもなるのです。たとえば、これまでサポートしたプロゴルファーに自分を低く見積もるゴルファーがいました。

「自分は試合になるとなぜか1日で3アンダー以上出ないんです」と言うので、練習ラウンドではどうなのかと問うと、「練習ラウンドでは5アンダーとかも出るんですが、試合になると調子が良くて残り5ホールで4アンダーとかで『今日は行ける!』と思っても最後には2アンダーとかで落ち着いてしまうんです……本番に弱いのでしょうか?」と、このように答えていたんです。

つまり、彼のセルフイメージは「自分は試合では3アンダー以上でないゴルファー」「本番に弱いゴルファー」となっていたのです。客観的に見れば分かることですが自分に対して「試合では3アンダー以上でない」そう思っているわけですから、3アンダー以上のスコアが出ることは自分らしくないわけですので、最後に自分らしいスコアに帳尻を合わせてしまうのです。このようにセルフイメージでは先に述べたように無意識レベルでの判断や行動(プレー)に影響してしまうものなのです。

ですのでこのサポートゴルファーには自分のセルフイメージを定義づけしなおすワークを行っていきました。練習ラウンドでは3アンダー以上出るわけですので「自分は試合でも3アンダー以上出るゴルファーだ」と定義づけし、加えて試合前に3アンダー以上のスコアでラウンドする自分のストーリーを作ってもらいました。

「前半のハーフを3バーディ・1ボギーで周り、後半は2バーディ・ノーボギーでトータル4アンダーで終えることができた。後半も『いつも通りゴルフすればアンダーで回れる』と自分に言い聞かせ、ルーティンもテンポよく、ワンプレーごとに良いイメージをつくり18ホール回ることができた。ミスをしても今すべきプレーに目を向けリカバリーすることができた」

このようなイメージを試合の1週間前からやってもらうことで、実際に多くの選手がセルフイメージ通り、あるいはそれに近い結果を出す光景を何度も目の当たりにしてきました。

アマチュアの方はそこまで徹底せずとも、まずは自分の新しいセルフイメージを定義づけるといいと思います。

過去:私は90台前半でまわるゴルファー⇒新:私はシングルプレーヤーになるゴルファー

といったように。そして、そのシングルプレーヤーになったセルフイメージを元に、先に出したプロ選手のようにラ実際のラウンドでどんなゴルフをするかというストーリーを作り、イメージすることはおすすめです。

今のゴルフに壁を感じている方、もうワンランク上のステージを目指している方は実践すると面白いと思います。

This article is a sponsored article by
''.