そろそろ各社の“2020年モデル”が出るころのはず……とUSGAのコンフォーミングリスト(適合リスト)をチェックしていると、キャロウェイの新製品と思しきドライバーを発見! 公式情報完全にゼロのこのドライバーの正体を、勝手に予想した。

MAVRIKとMAVRIK SUB ZEROがリストオン

ここのところ毎年1月に新製品を発表するのが定番となっているキャロウェイ。テーラーメイドも同時期にクラブを発表することから、12月のこの時期になると両メーカーの新製品情報が少しずつ漏れてくる。

そんな時期にUSGA(全米ゴルフ協会)のドライバーヘッド適合リストに“リストオン”されたのが、キャロウェイの「MAVRIK」ドライバーだ。当然ながら、メーカー発表前なので情報はゼロ。本国のSNSなどで日本より先に情報が出るというケースもままあるが、今回の場合それもない。手がかりもゼロだ。

画像: USGAの適合リストに掲載されたキャロウェイのニュードライバー(と思われるクラブ)「MAVRIK」。一体どんなクラブか!?

USGAの適合リストに掲載されたキャロウェイのニュードライバー(と思われるクラブ)「MAVRIK」。一体どんなクラブか!?

キャロウェイのメインのドライバーは、いま、エピックとローグのふたつがラインアップされている。昨年「エピックフラッシュ」シリーズが発売され、一昨年は「ローグ」シリーズが発売されているため、来年は「ローグの新作が出るのでは?」という予想もあったが、それが覆された格好。MAVRIKはローグに置き換えられる新たなシリーズなのか、それともまったく別の新シリーズなのだろうか? そのあたりは、想像するよりほかない。

というわけで、なにしろ情報がないため、USGAの公式サイトに掲載されたモノクロの写真と、限られた文字情報からその中身を探っていきたい。

まず、「MAVRIK」という名称だが、まずなんと呼ぶのかすらわからない(笑)。つづりを少し変えて「maverick」とすると、どうやら“一匹オオカミ”的な意味合いになるようだが、意図は不明だ。マブリクなのか、マブリックなのか、あるいはマーベリックと読ませるのだろうか?

画像: こちらはMAVRIKサブゼロ。フェース前方にもウェートがあり、低スピンを予感させる

こちらはMAVRIKサブゼロ。フェース前方にもウェートがあり、低スピンを予感させる

ソールに目をやると、まず目に入るのはジェイルブレイクテクノロジーの文字。フェース後方のボール初速を上げる「2本の柱」は健在のようだ。写真からは窺えないが、写真につけられたキャプションを見ると、フェース面には「FLASH FACE SS20」という文字があるようだ。

フラッシュフェースといえば、エピックフラッシュに搭載されたこれまた初速を増やす“AIフェース”で、キャロウェイが誇る2大テクノロジーが搭載されていることがわかる。残る「SS20」という文字が追加されていることから、フラッシュフェースの新バージョンなのだろうか。

また、このクラブ、「MAVRIK」と「MAVRIK SUB ZERO」の2バージョンだけがリストオンされている。ローグ、エピックにあったネックの調整機能のない「STAR」は今のところないようだが……このあたりはどうなるか。MAVRIKはソール後方にウェートがあり、MAVRIK SUB ZEROはフェース前方にもウェートがある。SUB ZEROのほうが低スピン傾向にあるのは変わらないようだ。

と、一通り見てきたが、これだけの情報だとアッと驚く新機能! を予感させるものが今のところ見つからない。キャロウェイはジェイルブレイクテクノロジーにAI設計のフラッシュフェース、テーラーメイドはツイストフェースにスピードインジェクションと、昨今のドライバーはテクノロジー合戦の様相を見せていたが……まだなにか隠されている情報があるのか、どうか。

すべては謎のこのドライバーの全貌が明かされるのは、例年のスケジュールでいえば2020年の年明け早々となるはず。引き続き、注目していきたい。

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