冬らしい気温が続き、練習場やラウンドへ行くのもつい億劫になってしまう冬の季節。そんなときは家でできる練習をするのが良いと話すのは、業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。飽きないパッティング練習を聞いた。

テーマを決めて「ゲーム感覚」でやってみよう

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。12月に入り、寒い日が続いていますね。こう寒いと練習に行くのが億劫になります。そんなときはお家にいながらスコアアップに効果的な練習、そう、パッティング練習をしてみてはいかがでしょうか。今日は自分も実践している飽きない練習法をお話したいと思います。

パッティングを練習するのに必要なのはパターとボール、そして転がすスペースがあればOKです。もちろんパターマットがあればベターですが、絨毯やフローリングでもテーマを決めて転がしていれば立派な練習になります。反対にパターマットを使っても、ただ何となくポンポン打ってカップに入れていてもあまり効果的な練習とは言えません。なんのテーマもなくボールを転がしていれば飽きてしまいますしね。

画像: パッティングで重要なのは狙ったところに狙ったスピードでボールを打ち出すこと(撮影/戸村功臣)

パッティングで重要なのは狙ったところに狙ったスピードでボールを打ち出すこと(撮影/戸村功臣)

個人的にパッティングで重要なことは、狙ったところに狙ったスピードでボールを打ち出すことだと思っています。これができれば、後はグリーンの傾斜や芝目に合わせて打つだけです。グリーンを読む練習は家ではできないので狙った目標に狙ったスピードで打出す精度を高める練習をすると良いですね。

目標に対してボールが真っ直ぐ打ち出せない方は、ボールと目標を結ぶラインを壁やフローリングの目地などの直線と平行になるようにセットして練習し、目標に対して正確に構える、ボールを打ちだす練習が効果的です。

これに慣れたら今度はあえてボールと目標を結ぶラインと壁やフローリングの目地を斜めにするように構えて練習してみましょう。パッティングは目に入る情報によって意外と簡単に構えの向きが変わってしまいます。そういった余計な情報に惑わされずに正確に構えてボールを打ちだす練習になりますよ。

画像: 家ではフローリングなどをあえて利用しての練習もできる(撮影/戸村功臣)

家ではフローリングなどをあえて利用しての練習もできる(撮影/戸村功臣)

私がよくやっている練習方法は、複数のボールを使ってやる「数珠つなぎ」と「チキンレース」です。「数珠つなぎ」は、打ったボールに対してできるだけソフトにタッチして止め、最後のボールを打ち終わった時にどれだけきれいに並んでくっついているかを狙う練習法。目標に対して正確に打出し、なおかつ繊細なタッチが要求されます。

「チキンレース」は、最初に打ったボールにできるだけ近づけるのですが、触れないギリギリで止められるかを繰り返す練習。狙ったボールに当たってしまったらやり直しです。これも方向とタッチ両方の鍛錬になります。これのアレンジ版で狙ったボールのすぐ近くを通り越してすぐのところで止める「逆チキンレース」もあります。これは必ず目標を超える練習ですからショート気味の人はこっちのほうがお勧めです。どれも大体3~4個のボールを使ってやっています。

パッティング練習はしっかりとテーマを持ってやると効果も高まりますし、意外と飽きません。そして最後にパッティング練習で使うボールはできるだけ普段使っているボールの銘柄のみでやってください。バラバラな銘柄で練習していると転がりや打感が変わってきてしまうので、距離感に悪影響を及ぼしかねません。せっかく練習するんですからより効果が期待できる方法でやりましょう!

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