英語にディケードという表現がある。10年のことだ。2019年は2010年からスタートしたディケードの終わりの年。というわけでフォーブスが恒例のこの10年でもっとも高額のペイチェックを手にしたアスリートトップ10を発表した。果たしてゴルファーのランクインは?

1位はボクシングのメイウェザー。2位はサッカーのクリスティアーノ・ロナウド

この10年で高額を稼いだアスリート第1位に輝いたのはフロイド・メイウェザー。ボクシング界のスーパースターは9億1500万ドル=1000億円超を手にしナンバー1となった。

2位はクリスティアーノ・ロナウド(サッカー)で8億ドル(約880億円)。3位もサッカー界からメッシが7億5000万ドル(約825億円)でランクイン。

4位はNBAのレブロン・ジェームスで6億8000万ドル(約750億円)、5位にテニスのロジャー・フェデラーが6億4000万ドル(約700億円弱)で続くが、桁数が多すぎて訳が分からなくなってくる(苦笑)。

画像: マスターズ、そしてZOZOチャンピオンシップで優勝し6位にランクインしたタイガー・ウッズ(写真は2019年の全米オープン 撮影/有原裕晶)

マスターズ、そしてZOZOチャンピオンシップで優勝し6位にランクインしたタイガー・ウッズ(写真は2019年の全米オープン 撮影/有原裕晶)

そして6位に入ったのが6億1500万ドル(約680億円)のタイガー・ウッズだ。2010年代は大半ケガとの闘いが続いたゴルフ界のスーパースターだが2018年のザ・ツアー選手権で復活Vを飾ると、2019年のマスターズで不死鳥のように甦った。

さらに国内で行われたZOZOチャンピオンシップでのツアー最多勝記録に並ぶ通算82目を挙げ、この10年間を締めくくるラストスパートが効いてディケードトップ10に堂々のランクインだ。

7位がタイガーの永遠のライバル、フィル・ミケルソン(4億8000万ドル=520億円)。昨年の年末は勝者が10億円総取りのザ・マッチに勝利し「タイガーに勝ったとをこれからずっと自慢したい」と吠えた天才レフティだが、今年は長年守り抜いてきた世界ランクトップ50から陥落。デビュー以来はじめてプレジデンツカップ出場を逃してしまった。

画像: タイガーのライバル、フィルミケルソンは7位にランクイン(写真は2019年の全米オープン撮影/有原裕晶)

タイガーのライバル、フィルミケルソンは7位にランクイン(写真は2019年の全米オープン撮影/有原裕晶)

それでも満50歳でのグランドスラム(全米オープン制覇が条件)達成を「ゴルフの調子がよいので諦めていない」と強気の発言。

以下8位がボクシングのマニー・パッキャオ(4億3500万ドル=480億円)、9位はNBAのケビン・
デュラント(4億2500万ドル=460億円)、10位にF1ドライバーのルイス・ハミルトン(4億ドル=
440億円)。

ここ10年は未だタイガー&ミケルソンが収入面でゴルフ界を牛耳ったことになる。次のディケードにはローリー・マキロイやブルックス・ケプカらがランクインしているのか? それともまだタイガー時代は続く?

(一部内容を修正致しました 2019年12月30日 11:35)

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