冬の間は寒いし体も動かないからゴルフはお休みという人も少なくないが、その間ゴルフクラブはどのように保管しているだろうか? 「メンテナンスをしないで放置しておくとグリップの寿命が短くなって春のベストシーズンにグリップの総交換が必要になるかも!」と話すのは業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。どんなメンテナンスが必要なのか聞いた。

冬の乾燥に負けずグリップの寿命を延ばすメンテナンス方法

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。2020年も何卒よろしくお願い致します。さてみなさんは寒い時期でもプレーはされますか? 練習はするけどコースにはいかない。どちらにもいかない。様々なケースがあると思います。最長で3カ月ぐらいクラブを握らないなんて方もいらっしゃるでしょう。

画像: しばらく使わない場合は乾燥対策のためのケアが必要

しばらく使わない場合は乾燥対策のためのケアが必要

そんなとき、みなさんはクラブをどこに保管されているでしょうか。ゴルフクラブは本数も多く、かさばるため保管場所に苦労しますが、雑に扱ってしまうとクラブのあるパーツがとても傷みやすくなります。そうですグリップです。

ゴルフグリップの敵は乾燥で冬のこの時期、乾燥した屋外や車のトランクなどに放置しておくと硬質化してしまい、カピカピになってしまいがち。春のシーズンイン直前にクラブを出したらグリップがカピカピで慌てて交換するなんてことがないようにしたいところですよね。

保管でベストなのは私たちが過ごす部屋と近い環境に置くこと。適度な湿度が過度な乾燥を防ぎ、劣化を軽減してくれます。とはいえ、かさばるゴルフクラブをそんな環境に置いておくのはなかなか難しい方も多いでしょう。

そういった場合は、グリップのメンテナンスをしておけば1週間ぐらいは過酷な環境に保管しておいても大丈夫です。グリップのメンテナンスはそれほど特別なことをする必要はありません。軽く絞ったタオルで拭くだけで十分です。

画像: 汚れをそのままにしておくとそこから劣化が始まってしまう

汚れをそのままにしておくとそこから劣化が始まってしまう

汚れがひどい場合はグリップエンドを下に向けた状態で軽く濡らしながら歯ブラシや柔らかめのタワシなどで軽く擦り、その後しっかりと水気を拭き取れば大体の汚れは落ちます。それでも落ちない場合は、台所用洗剤を使って擦ると良いでしょう。ヘッドやシャフトは乾燥よりも湿気が天敵なので冬の間は軽く水拭きしてしっかり水気を取っておけばOKです。

日本の四季は我々が思っているよりも過酷でゴルフクラブには厳しい環境ですから、保管場所や簡単なメンテナンスをしてあげるだけでクラブの寿命はグッと長くなりますよ。ぜひケアをしてあげてください!

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