セクシー美女ゴルファーとしてかつて女子プロ界を席巻したナタリー・ガルビスが今シーズン限りの現役引退を表明した。トランプ大統領支持を公言する彼女の第2の人生は?

宮里藍、ミッシェル・ウィ、ポーラ・クリーマーらと競い合った

宮里藍が渡米し注目を集めていたころ、ガルビスと同じ組で回ることが多かった。どちらもゴルフ界期待の星。そこにミッシェル・ウィやポーラ・クリーマーを加えるペアリングが毎週のように組まれたものだった。

そのガルビスも37歳。ここ数年はシードも手放し昨年は出場した8試合のうち7試合で予選落ちを喫し「結果が物語っていますよね。皆優勝を目指して頑張っているのに、私はその足元にも及ばない」
と引退の理由を口にした。

大会初日に河本結が暫定2位タイ(第1ラウンドは日没サスペンデッド)の好発進を切ったゲインブリッジLPGAにもガルビスは出場しているが、16ホールを終え10オーバーと暫定最下位(タイ)に沈んでいる。

画像: 2015年の全米オープンでラウンドレポーターを務めるなど、活動の幅を広げていたナタリー・ガルビス(撮影/姉崎正)

2015年の全米オープンでラウンドレポーターを務めるなど、活動の幅を広げていたナタリー・ガルビス(撮影/姉崎正)

4年前の大統領選でガルビスはトランプ支持を明言。共和党大会でスピーチを行い話題になったことも。

「トランプ氏にはじめて会ったのは私が21歳で(最終戦の)ツアー選手権に初出場したときでした。練習ラウンドを終えてロッカールームに行くとトランプ氏に声をかけられました。“ナタリー、ツアー選手権初出場おめでとう! 今年はバーディ数でもナンバー1だね”って。彼のような大物が私の成績を気にしてくれているなんて驚きでした。その年は私、ボギー数も最多だったんですが、悪いことには触れず、本当に紳士的で素晴らしい大会ホスト(当時はトランプのコースで大会が行われていた)でした」

初対面以来たびたび一緒にゴルフを楽しみ、その都度トランプ氏は彼女に「女性ゴルファーの地位向上に取り組まなければならない」とその方法についてアドバイスを贈っていたという。

さらにトランプ氏が出演していたテレビ番組の準レギュラーに抜擢されキム・カーダシアンの姉クロエやデニス・ロッドマンらと共演。1年間番組に出演しトランプ氏伝授のファンド調達法で彼女はかなりの資金を得てネバダ州に子供たちのための教育機関(非利益団体)ボーイズ&ガールズクラブを開設させた。

ゴルファーとして将来を嘱望されながらツアーでの勝利は2007年にエビアンで挙げた1勝のみ。だが彼女はいまトランプ流を継承する女生実業家の顔を持つ。次は政界進出? それはまだ誰にもわからない。

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