PGAツアーで今もっとも勢いに乗る若手の一人、キャメロン・スミス。その好調の秘密は、昨年の夏にチェンジしたパターの「グリップ」だというのだが……!?

重グリップにしてヘッドが走らなくなった結果、ストロークが積極的に

昨年末のプレジデンツカップでは、世界選抜チームのメンバーとして大活躍を果たしたキャメロン・スミス。今年に入ってもその好調ぶりは持続しており、ついにソニーオープン・イン・ハワイでは個人のストロークプレーで初優勝を果たした(2017年チューリッヒクラシックでは、ヨナス・ブリクストとチームを組みツアー初優勝を遂げている)。

画像: タイトリストのギアで揃えるスミス。(練習日のため15本のクラブがバッグに入っています)

タイトリストのギアで揃えるスミス。(練習日のため15本のクラブがバッグに入っています)

さて、ソニーオープンで優勝直後の彼に、ここ最近の好調の秘訣は何かを聞いたところ、興味深い答えが返ってきた。

「パターのグリップを重いものに変えたらもっと積極的にパッティングストロークができるようになったんだ。それが好調の秘訣だよ」

なんでも昨年8月の「ノーザントラスト」の際にパターを変えたが、その時装着されていたパターグリップは軽すぎて、重いヘッドとのバランスがあまり良くなかったのだという。

画像: グリップを重くしたことがパッティングの好調につながっているという

グリップを重くしたことがパッティングの好調につながっているという

「グリップが軽く、ヘッドが重いと、ヘッドが走り過ぎてしまって距離を打ちすぎてしまう。それがイヤで手加減してしまうようなストロークになってたんだよ。そこで、グリップも重いものに変えて打ったところ、ヘッドが走るような動きもなくなり、もっと積極的にストロークできるようになったんだ。その後、プレジデンツカップでも勝利を挙げることができたし、ソニーオープンでも勝てた。いいチェンジだったね!」

画像: ウェッジは最新の「ボーケイSM8」を4本揃える。ピッチングェッジは抜いて46度ウェッジを使用するのは、最近のPGAツアーのトレンドのひとつ

ウェッジは最新の「ボーケイSM8」を4本揃える。ピッチングェッジは抜いて46度ウェッジを使用するのは、最近のPGAツアーのトレンドのひとつ

 「パターが入らない」となると、普通はパターそのものを変える人も多いが、キャメロンのようにグリップの重さを変えるだけで、これだけ劇的にパッティングストロークが変わる場合もある。アマチュアはつい、ノーカンに打ちすぎて3パット以上してしまう人も多いが、ヘッドの重さに合わせて、グリップも重いタイプのものを使えば、彼のようにヘッドが走りすぎず、きちんとストロークの中で打っていけるようになるかもしれない。パッティングに悩むアマチュアは、ぜひ試してみて欲しい。 

【キャメロン・スミスの14本】
1W:タイトリスト TS2(9.5度、USTマミヤ エレメンツ プロトタイプ)
FW:タイトリスト TS2(15度、18度、USTマミヤ エレメンツ プロトタイプ)
3I:タイトリスト UT500(トゥルーテンパーAMT、X100)
4〜PW:タイトリスト T100(トゥルーテンパー ダイナミックゴールドツアーイシュー、X100)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイSM8(46、52、56、60度、KBSツアー)
パター:スコッティキャメロン TFB1.5テリリウム

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