PGAツアー、欧州ツアーで活躍するスペイン出身のジョン・ラーム。昨年は自身初の欧州ツアー賞金王に輝いたラームが、2020年、さらなる飛躍のために選んだクラブとは?

ウッド類はSIMにスイッチ

昨年のヨーロピアンツアーの賞金王に輝き、レース・トゥ・ドバイを制したジョン・ラーム。年末には結婚式を挙げ、いいこと尽くしの絶好調男だが、今年もファーマーズインシュランスオープンで優勝争いの末2位に入るなど、好調ぶりが持続している。

そんな彼の新たな武器は、テーラーメイドのSIMシリーズ。ドライバーは10.5度を使用している。今年のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズからバッグに入れ、使い始めていたが、セントリーでも10位に入るなど、ニュードライバーとの相性も良さそうだ。

画像: ウッド類はSIMシリーズにスイッチ(撮影/姉崎正)

ウッド類はSIMシリーズにスイッチ(撮影/姉崎正)

「ハワイのように風の強いところでも強い球を打てていたし、スウィングスピードが上がっているとみんな言ってるね。僕自身もその影響もあってか、飛距離が出ているんだと思う。具体的にどのくらい伸びているかはよくわからないけどね。去年のモデルもよかったけど、このSIMドライバーはもっといい!」

また、フェアウェイウッド(3W、5W)もSIM FWを早速投入。彼のセッティングを見ると、4番アイアンにSIM MAXアイアンを入れている。このアイアンは、テーラーメイドの革新がふんだんに盛り込まれたハイパフォーマンスモデルで、飛びと心地よい打感、打音を両立したアイアンと言える。

バックフェースにある「スピードブリッジ」がこのアイアンのカギとも言える部分で、かつてないほどの飛距離と打感、打音の向上に貢献。また、ワイドソール、軽量化されたフルーテッドホーゼル、バックフェースの周囲に渡って軽量化された360°アンダーカットキャビティ、肉薄フェースにより、ヘッドの重心位置を下げることに成功している。従来モデルよりも高弾道・低スピンでグリーンを狙うことができるため、ラームはこのアイアンをハイブリッドアイアンのように使用しているのではないかと思われる。

今、テーラーメイドのウッドについて、いろいろと学んでいるところだというラーム。今年の彼の活躍はこれらのSIMシリーズのクラブにかかっていると言っていいだろう。ヨーロピアンツアー賞金王は、今年はメジャー獲りに照準を合わせている。

画像: ジョン・ラームのクラブセッティング。取材時はセッティング調整中のため、P750の4番を含めた15本をバッグに入れていた(ラーム撮影/有原裕晶、セッティング撮影/姉崎正)

ジョン・ラームのクラブセッティング。取材時はセッティング調整中のため、P750の4番を含めた15本をバッグに入れていた(ラーム撮影/有原裕晶、セッティング撮影/姉崎正)

【ジョン・ラームのクラブセッティング】
1W:テーラーメイド SIM(10.5度、アルディラ ツアーグリーン75、TX)
3FW・5FW:テーラーメイド SIM(15度・19度、アルディラ ツアーグリーン85、TX)
4I:テーラーメイド SIM MAX(19度)
5I~PW:テーラーメイド P750(トゥルーテンパー プロジェクトX ライフル、6.5)
52度、56度:テーラーメイド ハイトウ
60度:テーラーメイド ミルドグラインド2
パター:テーラーメイド スパイダーツアー

This article is a sponsored article by
''.