タイガーがホストを務める「ジェネシス インビテーショナル」を制したアダム・スコット。アダムが優勝を勝ち取った14本の中には、古くから愛用し続けているタイトリスト「680 フォージド」が変わらず採用されていた。在米ゴルフジャーナリスト、アンディ和田がアダムのアイアンについて、本人に直撃レポート。

「スペアはあと2セット」18カ月をメドに替えながら使う

タイガーがホストを務めた招待試合「ジェネシス インビテーショナル」はアダム・スコットが11アンダーで4年振りの優勝、ツアー通算14勝目を挙げました。

画像: ジェネシス インビテーショナルを制したアダム・スコット(撮影/アンディ和田)

ジェネシス インビテーショナルを制したアダム・スコット(撮影/アンディ和田)

今週アダム・スコットが使用したクラブとボールは下記の通りです。

【アダム・スコットのクラブセッティング】
ドライバー:タイトリスト TS 4(10.5度、グラファイトデザイン ツアーAD DI8、X)
3W: タイトリスト TS 2(16.5度、フジクラ ランバックスP95)
3I:タイトリスト 716 T-MB
4〜9I:タイトリスト 680フォージド(KBS 130X)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイSM8 (48度/10F、52度/12F、56度/10S、60度6K、ダイナミックゴールド AMT Tour Use Only、X100)
パター:スコッティキャメロン プロトタイプ
ボール:タイトリスト プロV1

画像: 「ジェネシス インビテーショナル」を制したアダム・スコットのクラブセッティング(撮影/アンディ和田、姉崎正)

「ジェネシス インビテーショナル」を制したアダム・スコットのクラブセッティング(撮影/アンディ和田、姉崎正)

アダム・スコットといえば2014年以降日本オープンに5度参戦しており、日本のゴルフファンにもなじみ深いPGAツアー選手のひとりです。アダムファンの方であればもうご存じだと思いますが、彼は長年同じアイアンモデルを使用し続けています。タイトリスト「680フォージド」軟鉄ブレードアイアン。なんと17年前、2003年にリリースされたモデルなんです。

アダムが愛用し続けているアイアン、タイトリスト「680フォージド」。2003年発売のモデルだ(撮影/アンディ和田)

今回はジェネシスインビテーショナル優勝記者会見で、直接彼に長年愛用しているモデルについて、どのあたりが気に入ってるのか? どれぐらいの頻度で新しいセットに変えるか? ということを質問してみました。

「はい、信頼できるアイアンで長い間使い続けています。どこが気に入っているかですか、そうですね……私個人にとってしっくりくるんです。現行モデルよりもオフセットになっていて、ブレードの長さ(ヒールからトウの長さ)も少し長いんです。軟鉄ブレードアイアンで、構えたときに落ち着きますね。打感ももちろん好きで他のモデルとは異なります。しっかりと操作できるんです。変えるのは18カ月をめどにしています。スペアはあと2セットありますが、もう少し確保したほうが良いですね(笑)」

ツアーではアダム・スコットの他にスコット・ピアシーも愛用しているこの「680フォージドアイアン」。クラブマニアからの要望も高かったということで、2年前に新溝規則対応の「680フォージド」が世界400セット限定で発売されていました。

今年で40歳を迎えるアダム・スコット。優勝記者会見では「今週は年齢のことを良く聞かれて、これからもう下り坂なのかな? なんて少し心配もするんだけど、身体のケアもしているのでこれからもビジェイ・シンが40代で見せたような活躍をしたい」と話していました。当分は愛用している680フォージドを手放すことはないようですね。

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