PGAツアーのホンダクラシックで久々に上位争いをしたルーク・ドナルドが笑えるプチ災難を被っていた。第3ラウンドのスタート前、ティグラウンドで行われる選手紹介でアナウンサーからメチャクチャな偽情報を流されたのだ。

名前、優勝年、出身地、すべてが違う! 「むしろ凄すぎ」by本人

42歳になったルーク・ドナルドの名を最近はあまり耳にしなくなったがいまでも欧米両ツアーで絶賛活躍中だ。メジャー優勝こそないが欧州ツアー7勝、米ツアー5勝、日本でも12年&13年とダンロップフェニックスを連覇しており11年には欧米両ツアーで賞金王、世界ランク1位にも輝いている。ファンならずともドナルドのことを知らない人はいない。ところがゴルフが本職といってもいいアナウンサーがホンダクラシックの3日目、とんでもないミスをしでかし話題になった。

「さぁ、次の組を紹介しましょう。最初にティオフを行うのはイギリス、ハイホワイコム出身、2016年のホンダクラシックチャンピオン、ルーク・マクドナルドです!」

「ん?」 

このアナウンスに違和感を感じた本人はさすがに「ルーク・ドナルド」と名前を訂正したが、じつは間違っていたのは名前だけではなかった。

画像: 元世界ランク1位のルーク・ドナルド(写真は2016年の全米オープン 撮影/姉崎正)

元世界ランク1位のルーク・ドナルド(写真は2016年の全米オープン 撮影/姉崎正)

出身地はハイホワイコムではなくヘメルヘンプステッド。ホンダクラシックに勝ったのは2016年ではなく2006年。なによりルーク・マクドナルドって…いったい誰?

メローなトーンの美声でスラスラとでたらめを口にしたアナウンサー。せめてもの救いはドナルド本人が自身のインスタグラムで「出身地は間違うし優勝した年も間違い。名前までも違うってむしろアナウンサー凄すぎる!!!」と笑い飛ばしたこと。人のミスをジョークで切り返せるのはさすが元世界ナンバー1。器の大きさを感じさせる。ちなみにこの投稿、7万回以上再生されている。

首位と2打差の好位置でスタートしながら最終日はスコアを落とし11位タイに終わったドナルド。だが久々に健在ぶりを見せつけた。

今回優勝まであと一歩届かなかったトミー・フリートウッド(3位)や46歳のリー・ウェストウッド(4位タイ)らイングランド勢は来るべきメジャーシーズンに向け調子を上げてきている。

日本のスポーツ界はすっかり自粛ムードだがアメリカではここからシーズン最初のクライマックスがやってくる。ザ・プレーヤーズ選手権からマスターズにかけ、どんなドラマが生まれるか楽しみで仕方ない。

This article is a sponsored article by
''.