「レディースクラブだとやさしすぎだけど、メンズクラブだとハード」というゴルフ女子は少なくない。みんなのゴルフダイジェストの新人女性記者・S子もまさにその一人。そんな“振れる”ゴルフ女子向けのシャフトを試してみたら……ゴルフ女子だけでなく、男性ゴルファーに意外と刺さった!?

レディースクラブは物足りない、男性用はちょいハード……

こんにちは、新人記者S子です!

最近のドライバーって、ネック部分に“カチャカチャ”がついていて簡単にシャフトを交換できるようになっていますよね。私の周りの男性ゴルファーも、シャフトを変えたり戻したり、いろいろと楽しんでいるようです。

画像: 女性専用シャフトELDIOの「NO.03(写真右)」と「NO.06(写真左)」をテストしてみました!

女性専用シャフトELDIOの「NO.03(写真右)」と「NO.06(写真左)」をテストしてみました!

でも女性用シャフトとなるとそもそもあんまり種類もなくて、リシャフトしようと思っても、結局男性と同じモデルで、重さだけ軽量のものを使うくらい。S子もそのうちの一人で、今は男性用の50グラム台のRシャフトと、40グラム台のSRシャフトを行ったりきたりです(笑)。

でも、40グラム台だとちょっと曲がる気がして、50グラム台だとちょっと飛ばない気がするんだよな〜。と、思っていたら三菱ケミカルさんから「ELDIO(エルディオ)」という女性専用シャフトブランドが誕生したという情報を入手しました。

エルディオは、「NO.03」と「NO.06」の2タイプで、ターコイズ、マゼンタ、シャンパンの3種類から好きな色を選べるみたいです。重さは40グラム台と50グラム台が選べ、フレックスの表記がレディースクラブのような「L」や「A」ではなく「R」「SR」「S」となっているんです。なんでも「R」はレディースクラブの純正シャフト、「SR」はメンズクラブのR2、「S」はメンズクラブのR以上相当なのだとか。

画像: 男性シャフトと女性シャフトはどんな違いがあるのか、早速テスト!

男性シャフトと女性シャフトはどんな違いがあるのか、早速テスト!

これは気になる! ということで、同じ三菱ケミカルさんの男性用シャフト「Diamana Dリミテッド50R」と、「エルディオ」2モデルの50グラム台のSRシャフトの3本を試打比較してみることに。男性用と女性用で、どんな違いがあるのかな~。楽しみです!

まずは男性用のディアマナDリミテッドから。タイガー・ウッズが使ってるシャフトですね。スペックがまったく違うとはいえ、打ってみると50グラム台のRシャフトでもS子にはちょっぴりハード。飛距離は最高で172ヤードでした。

画像: ディアマナDリミテッドの50Rをまず試打。S子にはちょっぴりハードかな〜

ディアマナDリミテッドの50Rをまず試打。S子にはちょっぴりハードかな〜

さて、ここからが本番ですね。次はエルディオの「NO.03」を試してみます。持った瞬間に、これ持ちやすい! シャフトのグリップ部分が細くなっていて、女性の手でも握りやすくなってるんです。これは大きな違いだな〜。メンズよりは細いんだけど、一般的なレディースクラブよりは太い。いい塩梅な感じですね。

画像: エルディオNO.03は鮮やかなピンク(マゼンタ)を選びました!S子のピンク色のマスクとナイスコーデですね!(笑)

エルディオNO.03は鮮やかなピンク(マゼンタ)を選びました!S子のピンク色のマスクとナイスコーデですね!(笑)

打ってみると……おっ、つかまった球が出ています。「ディアマナ」ではスライスする球が多かったのですが、ボールがターゲットラインから少し左くらいに集まっています。飛距離は最高で174ヤードと微増。でも、球筋は安定していました。

最後に打ったのがエルディオの「NO.06」。もっと遠くへ飛ばしたい女性ゴルファー向けとのこと。もっと遠くへ飛ばしたいゴルフ女子、それはS子。というわけで、実際に打ってみても私にはこのシャフトが一番合いました。

画像: 「エルディオ NO.06」を5球打った結果。1球ちょっとトップ気味のショットがありましたが、残りのショットは安定して、飛距離も伸びました

「エルディオ NO.06」を5球打った結果。1球ちょっとトップ気味のショットがありましたが、残りのショットは安定して、飛距離も伸びました

レディースクラブにありがちな頼りなさがなく、メンズクラブ的なハードさも感じない、ちょうど良さ。インパクト付近でシュン! とシャフトが走ってくれて、最高飛距離は179ヤード! 最初よりも7ヤードも伸びています。

画像: 「ビュンってくるんですよ、ビュンって!」と性能を熱く語るS子

「ビュンってくるんですよ、ビュンって!」と性能を熱く語るS子

実はこの3モデル、実際に組み上げてみると、重さは最大3グラムしか違わないんです。しかも、一番軽いのは男性用のディアマナ。ある程度重さがあって、しかも硬さも男性のRシャフトなみにしっかりしてる。でも、“細い”。ここがポイントなんですね。

S 子はグローブのサイズが18センチと小さめ。グリップ交換をするときは、お店の人に「グリップを伸ばして入れてください」とお願いするのですが、それだとグリップが薄くなって、硬くなっちゃうんですね。でも、女性用シャフトなら初めから細いから、グリップが薄くなることがないんです。

レディース用シャフト、アリだな……と、S子的にはこれで終わりでOKなんですが、みんなのゴルフダイジェストの読者の方の9割は男性。ということで、男性ゴルファーが女性用シャフトをテストするとどうなるか、40代男性・Aさんにテストしてもらいました。

ゴルフ女子向けシャフトを男性が打つとどうなる!?

四十肩に苦しみ、「最近、焼肉屋のカルビと、60グラム台のSシャフトがしんどくなってきた」というAさん。今年後厄とのことですが、結果はどうでしょうか。

普段は50グラム台のSシャフトを使っているというAさん。まずはディアマナを打つと「おっ、クセがなくて振りやすいね」とどんどん打ちますが、5球打って最長飛距離は228.7ヤード。球筋は……うん、スライスですね。「ま、こんなもんだよな」というAさんです。

続いてAさんが打ったのは「NO.06」。これが面白いもので、S子同様ボールがつかまってくるんです。右に逸れていた球がつかまることで、235.9ヤードという一打も。

「僕はグローブサイズが21センチと小さめなんだけど、これくらいグリップが細いとすごくスウィングしやすいなぁ」(Aさん)とのこと。意外な発見ですね!

Aさんがこの日一番飛ばしたのは「NO.03」を打ったとき。つかまったボールで、飛距離はなんと243.7ヤード! 最初から比べると、20ヤードも伸びてます。「すごく振りやすいからさ、ちょっとヘッドをかぶせてみたらいい球打てたよ!」とのこと。それじゃテストの意味がないんですけど……。

画像: グリップがメンズシャフトを装着した場合に比べて細い。これがグローブサイズ18センチのS子にピッタリでした

グリップがメンズシャフトを装着した場合に比べて細い。これがグローブサイズ18センチのS子にピッタリでした

試打を終えて、三菱ケミカルの方に話を聞いてみると、スペック的にはエルディオのS=男性用シャフトのR相当で、エルディオのSとメンズのRでなにが違うかといえば、グリップの内径(=細さ)だとのこと。

男性と女性では女性のほうが手が小さいことが多いし、男性でも中には(Aさんみたいに)手が小さい人もいますよね。そういう人にはホント、おすすめできます。

画像: ゴルフ女子はもちろん、男性ゴルファーにも意外といいかも!? ヘッドスピード42の男性・Aさんが振っても「細いとは感じたけど、頼りないとは感じなかった」とのことですよ

ゴルフ女子はもちろん、男性ゴルファーにも意外といいかも!? ヘッドスピード42の男性・Aさんが振っても「細いとは感じたけど、頼りないとは感じなかった」とのことですよ

もちろん男性の場合は手が返り過ぎて左にミスしてしまうケースもあるそうですが、手を返すのが苦手だというゴルファーは男女関係なく試してみるのもいいかもしれないですね!

今は40グラム台50グラム台の軽硬シャフトが流行っていますが、さらに細さも足したのがエルディオ、という印象。こんなふうに、ゴルフ女子はもちろん、男性ゴルファーにもどんどんギアの選択肢が広がるといいな〜と思ったS子なのでした!

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