新型コロナウイルスの影響で外出もままならない。さりとて、たとえ外出自粛中でもゴルフへの想いは募るばかり……となればできることは自宅での練習だ。安全かつ楽しくアプローチが上達できる練習法を、プロゴルファー・中村修に教えてもらった。

マジックテープでくっつくボールと的で、ゲーム感覚でアプローチ練習してみよう

「自宅の庭でアプローチ練習ができるのならそれがベストなのですが、マンションなどではできません。そこで、室内でできるアプローチ練習を紹介します」(中村)

室内でのアプローチ練習は、布団を立てかけたりアプローチ練習用の小型のネットに向けて打つなど実践している方もいるはず。しかし実際のゴルフボールでやると床で弾む音の問題や、的を外れた際の損傷などリスクもある。

中村は100円ショップで売っているボールを使ったダーツのおもちゃを利用した遊び……ならぬ練習法を教えてくれた。

画像: ボールを的に当てるおもちゃとプラスチックボール、スポンジボール、ピンポン球、そして30センチ四方の人工芝。すべて100円ショップで買える

ボールを的に当てるおもちゃとプラスチックボール、スポンジボール、ピンポン球、そして30センチ四方の人工芝。すべて100円ショップで買える

「大き目の100円ショップには、マジックテープでくっつくボールと的のセットが売っています。その的を、壁に高さを変えて両面テープなどで二つ貼り付けます。同じく100円ショップで売っている30センチ四方の人工芝を置いたら準備完了。的に向かって打ってみましょう。ボールが軽いし反発力もゴルフボールとは違うので違和感はありますが、そこは割り切って遊び感覚で行きましょう」

画像: 的の高さを変えて二つ貼り付ける。的までの距離を変えると難易度も上がる

的の高さを変えて二つ貼り付ける。的までの距離を変えると難易度も上がる

ボールが的を外れても部屋が傷つくリスクもないし、音もほとんど気にならない。的にボールがくっつくから点数をつけて競うのも楽しそう。お子さんのいる家庭では、一緒にゲーム感覚でやるのも良さそうだ。

「遊び感覚ではありますが、的まで1.5メートルくらいから始めて少しづつ離れると難易度も増します。高さをコントロールしながら一定のテンポで振れるように練習すれば十分に上達が期待できます。スポンジボールや穴あきのプラスチック製、ピンポン玉など、100円ショップで買えるボールにはいろいろあるので、マジックテープを張って自作しても楽しいですよ」(中村)

もちろん家の中とはいえ、家族やご近所の迷惑にならないようにマナーは必須だが、飽きずに楽しんで練習できることが上達の秘訣であることは間違いない。数百円の投資でアプローチが上達するならやってみる価値があるのでは?

外出自粛で100円ショップに行けないならば? 丸めた新聞紙を打つだけでも、感覚は磨ける……かも。

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