現在ワールドランク6位につけるオーストラリアのアダム・スコット。日本でもすっかりお馴染みのハンサムプロのクラブセッティングには、アダムならではこだわりが詰まっている。最新セッティングを紹介!

430CCのTS4を使う

ドライバーに3番ウッド。アイアンは3番をユーティリティ代わりに、4番から入れる。ピッチングウェッジはセットから抜き、ウェッジは48度からの4本。そしてパター。最近のPGAツアー選手のひとつの典型とも言えるセッティングを採用しているアダム・スコットだが、よく見てみると、その中身には個性と工夫が滲んでいる。

画像: 430CCのTS4を使う

まず特徴的なのがドライバーだ。タイトリストの契約プロの多くは最新モデルのTS2、あるいはTS3ドライバーを使うが、アダムが使うのはTS4。特徴的なのはサイズで、フルサイズの460ccに対して430ccと小ぶりだ。

画像: 430ccと最新モデルのなかでは異例の小ささのTS4。これに80グラム台のXシャフトという重量級スペックのシャフト・三菱ケミカルKUROKAGE XTS80Xを合わせる

430ccと最新モデルのなかでは異例の小ささのTS4。これに80グラム台のXシャフトという重量級スペックのシャフト・三菱ケミカルKUROKAGE XTS80Xを合わせる

一部のメーカーでは440cc前後の小ぶりヘッドをプロ用として開発するケースがあるが、430ccはかなり小さい。なんだかんだで多くのプロが460ccを使っているなか、小ぶりヘッドで意のままにボールを操りたいというこだわりが見える。

画像: タイトリストの680フォージドは2003年モデル「現行モデルよりオフセットがあり、ブレード長も長い」点が気に入っているそう

タイトリストの680フォージドは2003年モデル「現行モデルよりオフセットがあり、ブレード長も長い」点が気に入っているそう

トラックマンなどの弾道測定器の数値は気にしないと公言するアダムだが、そのドライバーショットを計測すると、ややダウンブローでインパクトを迎えているのも、小ぶりヘッドを好む背景にはあるのかもしれない。ちなみにシャフトも80グラム台のXシャフトと、トッププロのシャフトが軽量化するなか、重量級を愛用している。

そして、もうひとつ特徴的なのはアイアンだ。タイトリストの680フォージドは2003年モデル。とはいえ、2003年から17年間使い続けているわけではなく、本人曰く「18カ月に1度ペース」で変えるのだそうだ。残りは2セットスペアがあるようだから、向こう3年は使い続けられる計算になる。

画像: ウェッジは48度から4本という最近のPGAツアーで主流になりつつあるセット。最新モデルのSM8を使う

ウェッジは48度から4本という最近のPGAツアーで主流になりつつあるセット。最新モデルのSM8を使う

最近調子を上げてきて、2020年4月現在凍結中のワールドランクは6位まで上げてきているアダム。その活躍は、こだわり抜いた14本の頼れる相棒が支えている。

【アダム・スコットの14本】
1W:タイトリスト TS4(10.5度、三菱ケミカル KUROKAGE XTS80X)
3W:タイトリスト TS2(16.5度、フジクラROMBAX P95 X)
3I:タイトリスト 716T-MB
4I~9I:タイトリスト 680(KBS ツアー 130 X)
48度、52度、56度:ボーケイ SM8(トゥルーテンパー DG AMTツアーイシュー X100)
60度:ボーケイ SM8 WedgeWorks(トゥルーテンパー DG AMTツアーイシューX100)
PUTTER:S・キャメロン Xperimental プロト Rev X11)
BALL:タイトリスト プロV1

詳しくは月刊ゴルフダイジェスト5月号をチェック!

月刊ゴルフダイジェスト5月号では、タイガー・ウッズ、松山英樹、ロリー・マキロイら世界のトップのクラブセッティングを大特集! 気になる人は、ぜひ誌面をチェックしよう。

画像: 月刊ゴルフダイジェスト2020年5月号 米ツアー選手の中でも飛ばし屋として知られるローリー・マキロイのスウィング解説からスタートする今号。彼も実践する飛距離アップ技が、今回の大特集のテーマです。「『踏む!回す!跳ぶ!』このフットワークをマスターしよう!」。この3つが今どきドライバーで飛距離を稼ぐポイント。詳しく解説します。レッスンでは他にも「バンカーショットに悩んだら“真っすぐ”構えて“真っすぐ”振ろう!」「上田桃子も小祝さくらも特訓中!TEAM辻村がやっている ドローが打てちゃうドリル」などがラインナップ。「『慣性モーメント』ってそんなにエライのか」「今年の『プロボール』はひと味違う」など、ギア系の特集も充実しています。綴じ込み編集企画「米PGAツアー選手 最新・最強のクラブセッティング」も大注目ですね。(紙雑誌と一部内容が違う場合があります。ご了承ください) www.amazon.co.jp

月刊ゴルフダイジェスト2020年5月号

米ツアー選手の中でも飛ばし屋として知られるローリー・マキロイのスウィング解説からスタートする今号。彼も実践する飛距離アップ技が、今回の大特集のテーマです。「『踏む!回す!跳ぶ!』このフットワークをマスターしよう!」。この3つが今どきドライバーで飛距離を稼ぐポイント。詳しく解説します。レッスンでは他にも「バンカーショットに悩んだら“真っすぐ”構えて“真っすぐ”振ろう!」「上田桃子も小祝さくらも特訓中!TEAM辻村がやっている ドローが打てちゃうドリル」などがラインナップ。「『慣性モーメント』ってそんなにエライのか」「今年の『プロボール』はひと味違う」など、ギア系の特集も充実しています。綴じ込み編集企画「米PGAツアー選手 最新・最強のクラブセッティング」も大注目ですね。(紙雑誌と一部内容が違う場合があります。ご了承ください)
www.amazon.co.jp

This article is a sponsored article by
''.