自分に合うクラブを選ぶには、まず自分がナチュラルにスウィングした際に出る弾道に知ることが大事だと言うのは、業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。詳しい話を聞いてみよう。

弾道は全部で9種類。あなたの弾道はどれですか?

皆さんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。突然ですが、あなたの理想の弾道とはどんな軌跡を描く弾道ですか? 目標に向かって真っすぐ飛んでいくストレート? それとも目標に対して一度右に飛び出し戻ってくるドロー? みな打ちたい弾道を明確にであれ、朧気にであれ頭にイメージしていると思います。

ゴルフの弾道の種類は全部で9種類あります。目標に対して打ち出し方向が左、真ん中、右の3種類、このそれぞれの打ち出し方向に左、真ん中、右に曲がる弾道が存在するので計9種類です。

この9つの弾道の多くの要素は、スウィング軌道とインパクト時のフェース向きによって決まります。インパクト時のフェースの向きが左を向いていればボールは左に飛び出し、そのフェースの向きに対し、スウィングしているクラブ軌道の傾きによって曲がる方向が左右されるのです。この理屈を理解しておくと、ミスした弾道を見れば自分がどんなスウィングをしたかをおおよそ知ることができますし、インテンショナルにボールを曲げることができます。

画像: 自分に合うクラブを見つけるには、まず自分の持ち球を知ることが大事だ(写真はイメージ)

自分に合うクラブを見つけるには、まず自分の持ち球を知ることが大事だ(写真はイメージ)

よくこのご説明をするとどの弾道が一番飛ぶの? と聞かれますが、これはその方のスウィングやヘッドスピードによって変わってくるので一概には言えません。一般的に右打ちの場合は、フェースが立った状態でインパクトしやすい右に出たドローが飛距離に繋がりやすいと言われますが、ヘッドスピードがなかったり、ヘッド軌道が適度なアッパーブローでないと打ち出し角の高さやスピン量が確保できず、キャリーが出なかったりするケースがあります。とくに最近のクラブはスピン量が少なめになりやすいモデルが増えているので意外とフェード気味の弾道のほうが飛距離につながるケースも増えていますね。

何が言いたいかといいますと、スウィングの個性によって安定して打ちやすい弾道、飛距離に繋がりやすい弾道は異なるということです。これはクラブフィッティングをしていて気づいたことで、ほとんどの方はそんなの当然だ~とおっしゃられるのですが、意外と自分がどんなスウィングをしていて、ナチュラルにスウィングするとどんな弾道が飛んでいくのかを把握していないゴルファーが多いんです。

クラブフィッターはカスタムクラブを作るうえでその方のナチュラルなスウィングのクセを把握しておかないと効率の良い弾道を追求するクラブなんて作れません。だから余計に気になるのかもしれませんが、自分のいわゆる「持ち球」は9種の球種のうちどれなのかを知っておくと便利です。調べ方は、練習場などで飛球線後方から何球か動画を撮影するのがオススメです。良い球を打とうとせず、ナチュラルに何球か打てば弾道から自身の傾向が見えるはずです。

自分の球種を知れば、自分のゴルファーとしての傾向、タイプが分かるのでどんなクラブを使えば結果が出やすいかなどが判別しやすくなります。例えば、右に打ち出すゴルファーはヘッドがターンさせやすく真ん中、左に打ち出しやすいフックフェースのモデルやヘッドが小ぶりなモデルといった感じです。自分に合ったクラブを探すのであれば、まず自分の傾向を知ることも大切ですよ~。

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