本命のロリー・マキロイやジャスティン・トーマスが優勝争いに絡めなかったPGAツアー再開初戦チャールズシュワブチャレンジ。誰が勝ってもおかしくない混戦のなかプレーオフを制したのはダニエル・バーガーだった。そしてサドンデス1ホール目で1メートルのパーパットがカップに蹴られ惜しくもツアー2勝目を逃したのがコリン・モリカワ。昨年プロデビューの若き秀才、じつは意外にもグルメだった?!

コリン・モリカワ、趣味は彼女と食べ歩き

カリフォルニア出身で昨年カリフォルニア大学バークレー校を卒業した秀才(ツアー仲間から頭の良さは一目置かれている)はプロデビュー6試合目のバラクーダ選手権でスピード優勝。これまで一度も予選落ちしていない脅威の安定感を誇っている。

画像: コリン・モリカワはウェッジに朝食にまつわる単語を刻んでいるようだ。昨年のZOZOチャンピオンシップで撮影した52度ウェッジにはハワイのローカル麺料理「SAIMIN」の文字が(写真は2019年のZOZOチャンピオンシップ 撮影/姉崎正)

コリン・モリカワはウェッジに朝食にまつわる単語を刻んでいるようだ。昨年のZOZOチャンピオンシップで撮影した52度ウェッジにはハワイのローカル麺料理「SAIMIN」の文字が(写真は2019年のZOZOチャンピオンシップ 撮影/姉崎正)

そんな彼のキャディバッグをのぞくと飛び込んでくれるのがウェッジに刻まれた文字。「エッグベネディクト(編注:マフィンに卵やベーコン、チーズなどを乗せた料理)」「ベーコン」「ハッシュブラウン(編注:いわゆるハッシュポテト)」などなど。

ん? これどういうこと?

「自分の趣味をそれとなくほのめかそうと思って」とキラースマイルを浮かべたモリカワ。「すべて朝食にまつわる単語。彼女(3年以上交際している最愛の人キャサリンさん)と話していて、自分たちは食いしん坊だしよくいえば食通でグルメだし、ウェッジになにか食にまつわる言葉を刻むのは面白いんじゃないか? ってことになったんです。で、それを実行(笑)」

旅先で新しい名物料理に出会うのが「大好き」だというモリカワ。残念ながら目下ツアーは厳しい規制のもと運営されておりキャサリンさんを帯同することはできない。

画像: ツアー再開1試合目から優勝争いに絡んだコリン・モリカワ(写真は2019年のシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン 撮影/姉崎正)

ツアー再開1試合目から優勝争いに絡んだコリン・モリカワ(写真は2019年のシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン 撮影/姉崎正)

だが近い将来、2人で食べ歩きをして「また新しい単語をウェッジに刻もうかな」。

無観客で行われた大会で多くの選手が違和感を訴えたがモリカワは「全然普通でした。だって大学を出てから1年しかたってないんですよ。1年前はこんな感じでギャラリーなど誰もいなかったし、こういうプレーには慣れています。とにかく目の前の一打に集中するだけ」と語っている。

アマチュアからプロになって環境の変化に慣れない選手もいるなかモリカワはいとも容易くプロの水に馴染んだ。これから続く無観客の4試合も彼なら平常心で乗り切るに違いない。

「僕のすべて」というキャサリンさんと世界各国でおいしいものを食べ歩く日を夢見て、23歳は与えられた状況で目の前の一打に集中する。

画像: 美人プロがやさしく解説!“100切りのための”ティショットの基本。ティアップからスウィングまで! www.youtube.com

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