96歳に至る今日までに、エージシュート1472回の大記録を達成した鉄人ゴルファー・植杉乾蔵氏と、その妻で乾蔵氏を「ケンゾーさん」と呼ぶ千枝子氏。夫婦で末永くゴルフを楽しむために実践してきた健康長寿の秘訣を、2人の著書「エージシュート記録1472回(更新中)植杉家の暮らしかた」よりご紹介。

エージシュートのコツは元気に歳をとることです

毎年お互いの誕生日をはじめ記念日には、いつもの健康食をお休みして、外食をたっぷりいただくことにしています。あれはケンゾーさんの米寿の誕生日。米寿は還暦と並んで有名ではないでしょうか。一般に「赤いちゃんちゃんこ」で祝う還暦に対し、米寿は金色の衣装を着て大々的に祝う風習もあるようです。

でもケンゾーさんは、そのような祝い事を「年老いていくのをことさら意識してしまうから」と嫌います。なので、米寿だからといって特別なことはせずに普通の誕生日を過ごしたのですが、ちょうどその直後、タイのパタヤ地区にゴルフ旅行に行きました。その数年前、バンコクに行きよい思い出になったので、再び計画したのです。たまたまその年は水害でバンコクあたりは何カ所か回れぬゴルフ場があると聞いて、場所を変えました。

画像: エージシュート1472回の大記録を達成し、現在も更新を続ける鉄人ゴルファー・植杉乾蔵氏(写真は2013年 撮影/有原裕晶)

エージシュート1472回の大記録を達成し、現在も更新を続ける鉄人ゴルファー・植杉乾蔵氏(写真は2013年 撮影/有原裕晶)

日本は寒い12月ですから、体も硬くなり怪我をしやすい季節ですが、暖かいタイではそんな心配もなく、景色を楽しみながら、いい具合に体も心もほぐれた気持ちいいゴルフができました。

ケンゾーさんはエージシュートの秘訣を聞かれると「歳をとること」と答えます。年齢が1歳増えると、許容スコアが1つ増えます。直前に誕生日を迎えていましたから、このとき(タイ旅行でのゴルフ)も達成ラインが1つ変わり記録を重ねたケンゾーさんです。

とはいえ、確かに可能性が高まりそうですが、年齢とともに気力や体力も落ち、年々厳しくなるという側面もあります。「若い人の1年は高齢者の10年」という方もいます。

あくまで元気に歳をとることがエージシュート達成の秘訣。実年齢は増えても身体年齢は増やさないように、常に日常生活、食事に気を配ることもセットなんですね。

「エージシュート記録1472回(更新中)植杉家の暮らしかた」(ゴルフダイジェスト社)より。語り手:植杉千枝子氏 ※一部改変

画像: 藤田寛之が語る!プロゴルファー人生で最も“賛否”のあった一打 youtu.be

藤田寛之が語る!プロゴルファー人生で最も“賛否”のあった一打

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