週に2回の定期的な練習を行って球筋を整え、ミスの傾向に合わせてギアもチューニング。今日のラウンドに向けて準備は万端……とスタートしたら出だしから3連続ダボ。こんなはずではと焦れば焦るほど泥沼にはまり、気が付けば100叩き、なんてことは悲しいかなよくある。この悲劇、なんとか防ぐことはできないものか。関東在住匿名5下シングルさんに聞いてみた。

万全の準備をしたはずが出だし3連続ダボ……一体なぜだ!

準備は万端、心技体ともに万全で臨んだゴルフで大たたき。これは、ゴルフに対して真剣で、熱心な人にほど起こりがちな事態です。ミスが出るほど気持ちが焦り、取り返そうと力んではさらなるミスを呼ぶ。残念ながら、一度この負のスパイラルにはまってしまったら、ラウンド中にリカバリーするのは至難の業。私もときどきこの状態になるので、そこは太鼓判を押しましょう(笑)。

ただ、私に関していえば、以前ほどはこのような絶望的な状況に陥ることはなくなってきたように思います。原因を考えるに、それは練習のやり方を変えたからだと思います。

どんな練習に変えたか、一言でいえば、実戦を想定した練習を普段からするようになっています。練習場にはネットを張るための柱が立っていますよね。たとえば、左の柱より左は全部OB。右の柱より右に外すとバンカー、というふうに、状況を設定します。そして、とにかく左にだけはいかないように打つ練習をしたりとか。もちろん、左の柱と右の柱の間、すなわちフェアウェイにボールが収まればベストですが、OBだけは避けたいですからね。

画像: 普段から、実戦を意識した練習をしよう

普段から、実戦を意識した練習をしよう

ゴルフがある程度上手い人は、10球打って7発柱と柱の間を射抜くことができるかもしれません。しかし、残りの2球は左、1球は右にミスしているとしたら? 7割の確率でフェアウェイキープする腕前の人でも、2割の確率でOBを打つことになってしまいますよね。その2割が、その日の1番ティで“2連続”で出てしまったら……その日一日がどんな雰囲気になるかは、説明するまでもありませんよね(笑)。

「柱と柱の間」は10発中5発だっていい。その代わり、左には一球もいかない。上手くいけばフェアウェイ、悪くてもバンカー。ティショットひとつとっても、こういう練習が普段からできていれば、“悪くてもボギー”のゴルフができるようになってきます。

スポーツ界には「練習は本番のように、本番は練習のように」という格言がありますが、まさにそれ。今回ご紹介したティショットの練習のほかにもやり方がありますので、またの機会にお伝えしたいと思います。

画像: 藤田寛之プロにリフティングチャレンジをやってもらった!果たして結果は? youtu.be

藤田寛之プロにリフティングチャレンジをやってもらった!果たして結果は?

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.