先週末はPGAツアープレーオフシーズン初戦「ノーザントラスト」に出場していたタイガー・ウッズ。最終結果はトータル6アンダー58位タイに終わったが、その裏でもう一人の“ウッズ”が優勝を勝ち取っていた。11歳になるタイガーの長男、チャーリー・ウッズだ。

息子を見て「プレーの仕方を理解し始めている」とタイガー

タイガー・ウッズの長男であるチャーリーが優勝したのは、8月22日に南フロリダで開催されたジュニアゴルフイベントの男子9~11歳の部。1デイ全9ホールで行われた同大会を、チャーリーは3バーディ2ボギーで制した。

画像: タイガー・ウッズはプレーオフ初戦「ノーザントラスト」で戦っている裏で、息子チャーリーがジュニアゴルフイベントで2勝目を挙げていた(写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

タイガー・ウッズはプレーオフ初戦「ノーザントラスト」で戦っている裏で、息子チャーリーがジュニアゴルフイベントで2勝目を挙げていた(写真は2020年のファーマーズインシュランスオープン 撮影/姉崎正)

9~11歳の部では10名の選手が参加していたが、アンダーで回ったのはチャーリーのみ。その前週9日に「U.S.キッズゴルフ」が主催したジュニアイベントでも11歳の部でも3バーディノーボギーで優勝と、父から受け継いだ才能の片鱗が表れ始めている。タイガー自身も米メディアのインタビューに対して「私はまだ(息子に)勝っています……今のところ」と答えている。

画像: 2019年のマスターズ優勝の際も息子と喜びを分かち合っていたタイガー

2019年のマスターズ優勝の際も息子と喜びを分かち合っていたタイガー

「チャーリーはプレーの仕方を理解し始めています。私に的確な質問もしてくるようになりました。彼のパーと競い合う力を私は保っているので、彼と一緒にいるのは本当に楽しいです。私と私の父を思い出させますね」(タイガー)

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タイガー自身も父アール・ウッズの指導のもと生後9か月の頃からゴルフに触れ、アマ時代から活躍していた。かつてのアールの立場となったタイガーは、今やメジャー15勝、ツアー最多タイの通算82勝の実績を持つスター選手だ。

それゆえにチャーリーの今後の活躍にも期待の目が向けられているが、タイガーの持つ数々の記録を息子が破れるか? という問いに対し、タイガーはこう答えた。

「私にはわからない。チャーリーがどのくらい(そういった記録を)欲しいかによるでしょう。私の場合はとても、とても早い時期から欲しかった。このゲームで競争して遊びたかったんです。望むかどうかにかかわらず、すべては彼次第です」(タイガー)

早くもゴルフで結果を示したチャーリーだが、まだ11歳の身。父と同様プロゴルファーの道を選択するかもしれないし、そうはならないかもしれない。とはいえ、今後の楽しみが増えたのは間違いないだろう。

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